フィラメント交換直後にプラスチックが出て来ない事があります。(フィラメントの先端が引っ掛かって、エクストルーダのスプロケットを通過しない事が原因)
*M200はホットエンドのすぐ上にスプロケットが付いていて、熱の影響を受けます。
*(カールが強い)残りが少なくなったフィラメントは、トラブルが多くなるようです。
→フィラメントの交換作業時に一手間かける事で、かなり回避できます。
まず、マテリアル(ボタン)→アンロード(ボタン)
エクストルーダーの加熱が終了すると、画面が変わります。(ボタン)
→エクストルーダーのスプロケットが逆回転するので、フィラメントを引き抜きます。
アンロードしたフィラメントを見ると・・・
先端の10cmほどは、エクストルーダーの送り歯車(スプロケット)の傷が付いているのでカットして廃棄します。(次に使う時、スリップの原因になります。)
また、フィラメントの残りが少なくなるとカールが強くなり、先端がエクストルーダーの中で引っ掛かる事があるようです。フィラメントの残りが半分以下になったら、先端のカールを伸ばすようにしましょう。
次に使う時、トラブルにハマル確率が減ります。
アンロードしたフィラメントは絡まないように先端を固定して保管します。
*フィラメントがからまると、首つり状態になってフィラメント供給が止まります。
*フィラメント先端のカットは(45度ではなく)90度切りが良いように思います。
フィラメント先端固定用のブリッジは、zortraxのライブラリからダウンロードできます。
フィラメントを全部使い切ってしまうと、スプロケットで逆送りができなくなり、エクストルーダー内に古いフィラメントの尻尾?が残ってしまいます。
→新しいフィラメントのロードができません。
ネジ2本を緩めて、ホットエンドを取り外します。(電線、熱電対は外しません)
古いフィラメントのシッポをカットして復旧します。
これで新しいフィラメントのロードはできますが、造形はフィラメント切れの状態で完了してしまったので、上の方がありません。
フィラメント切れ警報装置を、窓用防犯ブザーを利用してDIYしました!。
フィラメントが残っている内にボタンを長押しすれば、一時停止してフィラメント交換できます。
「使いかけ」 のフィラメントをロードする時は注意が必要です。
フィラメントのカールが強くなると、エクストルーダー内の段差に引っ掛かり易くなります。いつもは先端を直角にカットするのですが、カールの向きを考慮した45度切りを試してみました。(先端10cmのカールを取る作業も手抜きします)
→やはり引っ掛かったので、「直角カット+カール伸ばし」をお勧めします。
途中でフィラメントが終わりそうな時はフィラメント切れ警告をセットします。
エアコンフィルター用のスポンジでフィラメントのゴミが除去できるかも知れません。
マテリアル(ボタン)→ロード(ボタン)
*フィラメントのロードは3回繰返えすと確実です。ホットエンド内部の空間が満タンになり、空気も抜けて(パチパチ音がします)、フィラメントが糸状になって出てくる事を確認しましょう。
予熱が完了すると、画面が変わります。(ボタン)
フィラメントを押し込むようにサポートしてやると、ゆっくり入っていくのが判ります。
このくらい出れば準備完了。
ノズルから出てきたフィラメントの太さを計測します。→0.35mm以上ならOKです。
ボタンを長押しすると造形を一時停止→フィラメント交換ができます。
富士山の頂上部分を白くしたり、表札の名前の部分の色を変える事ができます。
Copyright ©Sanli Nakajima 三里(sanli) 中島章彦