PDFを作成した時にGoogleマップの他に使ったのは、Wikipedia(日本語・中国語)でした。それでダメな時だけ「百度一下」、「百度百科」を利用しました。
最初は辞書「辞海」で都市名を見つけて喜んでいましたが、中国語Wikipedia(维基百科)を見てビックリ。
キングダムの函谷関の戦場(26巻273話)「右翼の公孫龍軍を十歩前進させよ」?
「歩」をWikipedia(日本語)に貼り付けました。
「長さとしての歩は、古代中国の周代に制定された。右足を踏み出し、次に左足を踏み出した時の、起点から踏み出した左足までの長さ(現代日本語でいう「2歩」)を「1歩」とする身体尺で、約 1.35 mだった。実際の1歩の長さは時代によって異なる[1]。秦・漢では6尺と定義された。当時の尺は約23cmであり、1歩は約1.38m」
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あっという間に解決。
「歩」を维基百科で検索したら空振り。日本語と中国語(簡体字)で字形が違う事が原因と思い「步」で検索しても空振り。ハテ?。百度百科を見なさい・・・という事か。
百度百科「步」(簡体字)
长度单位,历代不一,周代以八尺为一步,秦代以六尺,为一步
舆六尺,六尺为步。——《史记·秦始皇本纪》
骐骥一跃,不能十步。——《荀子·劝学》
约合现代(cm)
商 84.75
周 159.28
秦 138.6
汉 106.75-118.75
三国 121
南朝 129
北魏 154.5
隋 148
唐 153.5
宋元 138.4
明清 155.5
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*日本語Wikiの内容は、秦代の「1歩」でした!
「里(り)は、尺貫法における長さの単位である。現在の中国では500m、日本では約3.9km、朝鮮では約400mに相当する。
周・漢の1歩は1.3m余りであったと推定され、したがって1里の長さは400mほどであった。のちに1歩を5尺、360歩(=1800尺)を1里とし、この関係が清まで続いた・・・」
解決。現代中国の1里(市里)=500m(0.5公里)ですが、周秦漢の1里=400m。
「里」を维基百科で検索したら・・・
「里是東亞傳統的长度单位,起源於中國周代,當時一里為1800尺,後世實際長度歷代不同,傳到日本、朝鮮半島、越南後也有變化;至近代於華語圈也稱作華里以和英里和公里區別。现在一般1里等于500米,2里等于1公里。」
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维基百科は、簡体字と繁体字が「ごちゃ混ぜ」状態でやっていました。楽しいデス。
维基百科で「長安」を検索すると「长安」が開きます。『长安是世界历史上一座著名都城・・・』もちろん「长安」で検索すれば同じページが開きます。これは中国語Wikipediaの特別機能?。便利カモ?。
李牧の項目「身亡」に諸説ありますが、最後のがスゴイ・・・(涙)。
yahoo検索に相当します。「歩」で検索すると、「百度百科」や「百度知道」が選択肢の上位に出てきます。「步」で検索すると結果が変わり、日本語ページにヒットしなくなりました。
「维基百科」に対抗する国策サイト?情報量も圧倒的に多いです。
頼りになるのですが、情報量が多すぎる事が問題?(私の語学力と理解力の問題デス。)
鄴城遺址を検索すれば中国語の「维基百科」、「百度百科」がヒットします。最初はシンガポールのYahoo!を使っていたのですが、世の中変わりましたね~。
種とシカケはユニコードです。このサイトも「UTF-8」を宣言しただけで、中国語使い放題。昔は大変だったんです。
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