ソリッド形状の柱を3mm厚のリブ2枚にする手順をご紹介します。全高を抑えたためライトニングケーブルを挿すと立たない点も改良します。
*本体と足の幅を同じしたから、横位置で充電デキマス!という作者の意図なのですが、几帳面な性格の人からのブーイングが聞こえて来そうです。あと20mm高くすれば、立てた状態でも充電できますね。(サポート除去作業も楽になります。)
*狭い場所のサポート除去は大変です。
(USBなど)c以外のドライブにphonestand74x18というフォルダがあり、そこにphonestand74x18.123dxを置いてあるとします。これをデスクトップにコピーして、phonestand74x18b.123dxに名前を変えて作業を進めます。(進化したら外部ドライブにデータをコピー、失敗したらデスクトップのデータは廃棄して保存フォルダからコピーしてやりなおし)データのメンテナンスに失敗は付き物です。失敗した時の損失を最小限にするファイル管理が必要です。
3D-CADソフト用PC
123D DesignはPCに対する負荷が大きいらしく、かなりの確率でフリーズします。
後継アプリ?のFUSION360などは、グラフィックメモリが4GB必要という話を聞いたことがあります。123D Designはそこまでではありませんが、(大きなデータを扱うと)i7のMacBookProが、100回くらいはフリーズしたと思います。appleにFUSION360用推奨マシンを問い合わせたら、27インチのiMacをi7にして、SSDにして、グラフィックメモリを4GBにすれば大丈夫!と言っていました(撃沈)。FUSION360用マシンは、 i7は当たり前で(メインメモリは8GB)グラフィックメモリ3GB以上という事らしいです。
*MacOSよりもwindows10の方が安定しているような気がします。
*データ保存ドライブは、USBメモリよりも耐久性があるHDがお勧めです。
*私はRAID1(ミラーリング)のNASをデータを保存用、(Cドライブ)デスクトップを作図作業用にしています。(耐久性が1番、次がレスポンス)
(定規アイコン)計測をクリック→柱の側面をクリック→反対側の側面をクリック→ダイアログボックスのスライダーを下げると、距離=20mmが分かります。複雑な作業をする時は、こまめに測定を行って、勘違いを防止します。
ソリッド状の柱を3mm厚の板2枚に変更して、その間のプラスチックをダイエットします。また、DMM3Dプリントのナイロンは強度があるので、板厚を2.4mmにしてコストダウンも行います。→台と柱だけ3mm厚で、その他は2.4mm厚。
フィレットをかけてしまったので、古い柱は使えません(というよりも、削除からスタートする方が作業が早くて確実です)
古い柱と、フィレットの残骸を削除する前に、20mm幅の線をメモがわりに残します。「投影」で本体の背もたれ部分に柱の両側面を投影します。
古い柱を削除
まず、右上のキューブの「左」を押して、真横から見ます。
本体の側面に作業用平面を作り、下書き線を作図します。
本体全部を長方形で囲うので、マウスのホイールを使って表示を小さくします。
スケッチ→四角形→本体側面をクリック(20度傾いたグリッドでOK)
全体を囲うように大きな長方形を作図します。(作業用の枠になります。)
*囲われた領域が水色になります。
右クリックしたまま水平にドラッグして、150°ほど回転。反対側から見ます。
スケッチ→投影→作図した大きな四角形をクリック(投影面)
本体背面、柱背面、台上面をクリックすると、3角形の材料が作図されます。
スケッチ→延長→(作業枠の)大きな四角形をクリック
材料になる線にマウスを乗せると、赤い線が表示されますので、クリック
線が延長されました。(繰り返しクリックすると作業枠の端まで延長されます)
*延長が枠の外側に出ると、長さが無限大になってフリーズの原因になります。
(延長コマンドで「無限大」を生み出さないために、・・・回りに作業枠を作り、それを乗り越えないように「延長」を実行するのが分かり易いです。)
*ごく短い赤線も延長します。これで(閉じた)3角形が作図できました。
*作業枠を含めて、「多角形が完全に閉じている」事が重要です。
*閉じていないと「領域」として選択できないので、「押し出し」ができません。
右ボタン、水平ドラッグで作業枠の面を手前に回します。
構成→押し出し→3角形をクリック(選択できない時は前の作業が不完全です)
(手前向きに矢印が出て、入力待ちになります。)
「-100」を入力(柱が削除されます。)
*マウスホイールで拡大すると、後ろの方にフィレットの残骸が見えます。
これを一番簡単に囲うには、(大袈裟なやりかたですが)
本体背面の投影線を上に延長、台上面の投影線を後ろに延長します。
*作業領域を最初から大きな四角で囲っておくと、何かと便利です。
*面選択(指定)もやりやすいですね。
構成→押し出し→大きな五角形を選択して、「-100」を入力
(台の上のゴミがなくなりました。)
(定規アイコン)測定→作業面をクリック→最初に残した柱の位置の線(30mm)→閉じ
新しい柱を作ります
*作業面を30mm移動します。
トランスフォーム→移動回転→作業枠の四角形をクリック
外向きの矢印をクリック→「-30」
*板状の柱を作図します。
柱削除に使った三角形を選択したいのですが、うまくいかない?
台上面の線を上書き(延長します)
構成→押し出し→三角形をクリック→(矢印が外を向いていたら)「-3」
*作業面を20mm移動します。
トランスフォーム→移動回転→作業枠の四角形
外向きの矢印をクリック→「-20」
水平右ドラッグで反対に向けて
構成→押し出し→三角形をクリック→(矢印が内側を向いていたら)「3」
*これで、板状の柱ができました。
ここまでくれば「スケッチを非表示」でも良いのですが、スケッチ→トリムで線を消しましょう。最初に引いた2本の線は、面が違うので、トリムコマンドを出しなおして選択すれば削除できます。→ゴミが残っていたら「スケッチ非表示」
*123D Desinはデータが重くなると、よく落ちます(データ消失)
*台を20mm下げるだけです。修正→プレスプル→「20」を下面、上面に実施
*原点からずれてしまったので、上に20mm、後ろに13.299 mm移動します。
肉厚を3mm→2.4mmにするのも簡単。
(測定コマンドで厚さを確認しながら作業してください。)
前後左右と底面を(構成→押し出しではなく)修正→プレスプルで0.6mm押し込むだけです。(この方法で左右を6mmずつ広げれば、「plus」用になります。)
phonestand74x18b-org.123dxの名前で(フィレットをかける前に)保存します。
「押し出し」と、「プレスプル」の違い
角がある四角形なら同じ結果になりますが、スマホ立て側面を広げる時など、フィレットがかかった面を、そのまま押し出す時は「プレスプル」を使います。
手帳型カバーは色々なので、カスタムメイドが必要です。
(フィレット前データ)ダウンロードはこちらから
あとは、適当にフィレットして完成です。
ファイル名は(-orgを消して)phonestand74x18b.123dx(sanli方式)で、どうでしょうか?
*内寸を0.6mmずつ広げたので75.2mmになってしまいましたが、3Dプリンターで出力すると少し縮むので気にしない。(気になる人は名前を変えてください!)
フォルダ名、ファイル名のつけ方は皆さん工夫して考えてください。
stl ファイルをnetfabb Basicのアイコンにドロップしてエラーが無ければ、DMMにアップできます!見積り金額をチェックしてみましょう。
Copyright ©Sanli Nakajima
三里(sanli) 中島章彦