DSK形式のディスクイメージからファイルを取り出す方法メモ

.dskって何?

ネットからCP/M用のファイルを探してきて解凍してみると、

こんなふうになっていて中身を見られないものがありますよね。
diskdefの設定が分かればCpmtoolsGUIが使えそうですが、いろいろやってみているのですがうまくいきません。このイメージ(拡張子の無いファイルと、.dskの拡張子が付いた1088kBのファイルのセット)は何向けのディスクイメージなのでしょうか、調べてみました。どうやら、altairz80というシミュレータ向けのイメージのようです。

【2019.05.01】対応しました。Altair-SIMHでCpmtoolsGUIを使う

altairz80は、The Computer History Simulation Project というコンピュータ史上重要と思われる古いミニコンやマイコンのシミュレータを作ろうというプロジェクトのSIMHというmulti-system simulatorをaltair仕様にインプリメントしたもので、CP/Mを動かすことができます。(PC, Mac, LINUX, Zaurus版があります)

拡張子の無いファイルはシミュレータのバッチファイルで、起動時の設定(CPUの選択、メモリ設定、ディスクのマウントなど)が記述されています。

ファイルの取出し方

シミュレータ上に、ファイルを入出力するツール(R.COMとW.COM)が用意されているのでこれを利用します。

例)Windows環境で、modula2.dskというイメージファイルから、ML.COMを取り出す。

  • altairz80.zipをダウンロード解凍します。
  • 解凍先に、modula2とmodula2.dskを置きます。
  • altairz80.exeを実行します。シミュレータが起動したら、DOコマンドを実行します。
sim> do modula2

CP/Mが起動し、Bドライブにmodula2.dskのイメージがマウントされます。

  • Bドライブへ移動し、Wコマンドを実行します。
A>B:
B>DIR
B>W ML.COM B

ML.COMがシミュレータの実行ディレクトリに作成されます。(Bはバイナリーモードの意味)
ワイルドカード指定が可能で、まとめて取り出すこともできる。


実行結果画面

もっと良い方法を知っている人はコメント下さい。

関連リンク

http://www.schorn.ch/index.html
http://simh.trailing-edge.com/
エミュレーション、そしてコンピューティングの歴史
http://roguelife.org/~fujita/COOKIES/SIMH/
CP/KM web の紹介
当サイト内
AVRとZ80でCP/M
CP/Mディスクイメージ作成手順メモ
CpmtoolsGUI


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