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6-2-2 自力での移乗 ~つかまり立ちが可能な場合~

 まずは,自力で移乗する方法を紹介します.車いすが必要になったからと言って,可能な限り自力で移乗することをお勧めします.車いすを自力でこげず介助に頼る場合でも,自力での移乗が可能ならば,自力で行うべきです.

 手すりにつかまればベッドからの立ち上がりが可能な場合には,次のような道具立てで移乗します.
 ベッド用の柵には,下の写真の中央と右側に示しますように,一部が外側に折れ曲がり,手すりとしての機能を有するものがオプションで用意されています.左の写真は標準品です.

ベッドの柵の写真 手すり機能を有するベッド柵の写真.柵として使用しているときの様子
黄色の円で示すのがロックレバーで,これを操作しますと折れ曲がります.
手すり機能を有するベッド柵の写真.手すりとして使うために外側に折れている.

 外側に折れ曲がる手すりと車いすを下の図のような配置にします.

自力で移乗するときの車いすと手すりの位置関係を示す写真

 ベッドに座った状態から,右手で青の円で示す部分を支えにして立ち上がります.向きを変え手すりの方を向き,両手で手すりをつかみます.そして徐々に腰を落とし車いすに座ります.車いすからベッドに戻るときはこの逆の動作をします.車いすにそっと座ることができるうちはこの方法で移乗します.この方法で移乗できる場合,車いすは標準型が使用できます.

 腰を落としてきたときに,体重を支えきれず,どしんと車いすに座るようになりましたら,上の写真のように肘掛けとフットレストをはずすことができる車いすが必要になります.
 手前側の肘掛けとフットレストをはずし,ベッドに座った状態で前屈みになり,右手で青い円の部分を,左手で肘掛けの赤い円の部分をつかみます.そして足に体重をかけベッドから臀部がわずかに浮く程度の中腰になります.そして,中腰のまま回転し車いすに移乗します.この方法ですと腰を落とすときの衝撃がほとんどなくなります.
 中腰の姿勢を取ることもできなくなりましたら,次のページで紹介しますスライディングボードを使用します.


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