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折りたたんだ車いすを使えるように展開するときに注意することがあります.一度痛い目に会えばわかる簡単なことですが,かなり痛いことになりますので,注意すべき点として指摘しておきます.
折りたたんである車いすを開くときには,まず両方の肘掛けの部分に力を掛け,外側に広げます.そのままの姿勢では完全に開くことはできませんので,座面に力を掛けて完全に開くことになりますが,このときに危険なことがあります.
中途まで開いた状態では,左の写真のように黄色の楕円で囲った座面のパイプとグリーンの楕円で囲ったフレームのパイプの間には広いスペースが空いています.
完全に車いすを開くためには,座面のパイプを下に押し付ける必要があります.パイプをつかんで下に押しますと,右側の写真で示しますようにパイプ間の隙間がなくなりますので,指を挟むことになります.
指を挟まないためには,手を開いたまま座面の端に当て,左の矢印で示しましたように,下向き,かつ外側の方向に力を掛けます.
一度痛い目に会えばわかることですが,ご注意下さい.
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