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収納のための折りたたみができない車いすもありますが,ほとんどの車いすは折りたたみができます.そして,ほとんどの車いすの折りたたみ法は共通しています.
車いすの前後方向からみて,座面の下に×の形状をしたフレームがありましたら,下の左側の写真で示します方法で折りたたむことができます.
上の左側の写真は,座面シートの前と後ろの中央部を持ち上げることを示しています.座面の2カ所を持ち車いすを持ち上げますと,上の写真のように左右のフレームが中央によってきます.その後,両方の肘掛けの外側に手を当て,中央側に寄せれば幅が狭くなります.
なお,折りたたむ前に, 右側の写真のようにフットレストを立てておきます.
左右方向の幅を狭める折りたたみ法は,ほとんどが上記の方法で行います.座面が硬質のプレートでできている車いすがあります.その場合でも,座面の中央で座面の板が折れ曲がります.
左右方向の幅を狭める折りたたみ法の他に,背もたれを付け根の部分で前へ倒す構造の機種があります.ごく少数の例で採用されている形式です.また,背もたれが折れるだけでは,寸法的に小さくなりませんので,収納性の向上にはあまり寄与しません.
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