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5-9 曲がるときの注意点

 曲がり方で覚えなければならないことは,次の二つあります.

1)走行スピードと安全なハンドル操作量の関係

 スピードが上がれば上がるほどハンドルの操作量を減らしていきます.
 高速で大きくハンドルを切ることは危険です.カーブの途中で内側の後輪が石や段差などに乗り上げますと転倒につながります.特に,三輪は安定性が低いので注意してください.また,小型の四輪型の中には,急ハンドルを切りますと平坦路を走っていても車輪が浮く機種があります.このようなときは上半身のバランス感覚がないと転倒に繋がります.
 大きなカーブを描いて曲がるときはスピードを落とさずに曲がることもできます.小さなカーブではほとんど止まるようなスピードまで落としてから曲がります.カーブの大きさに合わせた安全なスピードとハンドル操作量を確実に覚えてください.
 なお,ハンドルを切ると自動的に減速する機種があります.

2)回転半径

 狭い場所で曲がるときに,どの程度の幅や広さがあれば曲がれるかの感覚をつかむ必要があります.狭い場所で曲がるときに注意しなければならないことは,後輪が自分の体よりカーブの内側を通るということです.図で示しますと下の図のようになります.自動車の運転で内輪差と呼んでいる現象です.体や見える位置にある前輪が通過できればよいわけではなく,後輪が通過できるかが問題となります.
 後輪が角にぶつかるかどうかを見ながら曲がることはあまりしませんので,角からの距離感をつかんでおく必要があります.

内輪差の説明図

 上記の2点は自動車の運転経験のある人は身に付いていることと思います.運転経験のない人の場合,よく練習してください.
 なお,ウインカーの付いている機種では,曲がるための操作の1番目がウインカーの操作となります.ウインカーを点滅させ,周囲の人に曲がることを知らせます.次に適当なスピードまで減速します.減速し終わってから曲がります.曲がり終わったらウインカーを消し,加速します.ハンドルを戻すとウインカーが消える機種もありますが,自分で消さなければならない機種もあります.

(注意)

 5-5で述べましたように,カーブの走行中は遠心力が働きます.カーブの外側に倒そうとする遠心力が作用しているときに,内輪が段差に乗り上げますと簡単に横転します.横転のメカニズムにつきましては5-5をお読み下さい.


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