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モジュラー型車いすとは,車いす各部の部品がモジュール(部品)として用意されていて,使用者の身体状況などに応じて,部品の選択,長さや角度の調節が行える車いすのことをいいます.また,走行特性を変化させるここともできます.
固定は溶接ではありませんので,一度設定した寸法や長さを後日変更することも可能ですし,部品を変更することも可能です.
溶接による組立の車いすでは,2,3種類の寸法があらかじめ用意されていますが,個人に合わせた調節はできません.オーダー,セミオーダーの車いすもありますが,一度作ってしまえば,後日変更することはできません.
高齢者の場合,車いすの耐久限度に達する前に身体状況が変化することがあります.車いすを交換することも対応法の一つですが,モジュラー型の場合,部品の交換,あるいは調整で対応します.これにより,1台の車いすを長期間使用することができるようになります.
以上は好ましい点ですが,不都合なこともあります.
部品が組み立て式になっている関係で,固定用の余分な部品をもつことになります.調節部分では,余分な構造と材料が必要になります.これらにより軽量化には限度があります.
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