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車いすに座っていることができず,お尻が前へずれていき,左側の写真のように姿勢が崩れる人がいます.このような姿勢になることを防ぐと称して,右側の写真のようなベルトが用意されています.多くの標準型車いすにオプションとして用意されていますが,できるだけ避けるべきです.
車いす用のベルトは写真に示す形状が標準ですが,あまり効果がありません.そのため,例えば,股の間にベルトを通す形式,あるいは金太郎の腹掛けのような大きい面積を持つ布と固定用のベルトで構成される形式のものなど様々な製品があります.
体のずり落ちという現象があり,それを防ぐと称する製品がありますので触れましたが,結論としてベルトは効果がなく,選択を避けるべきです.体が前方へ滑る原因とその防ぎ方は「選び方・使い方」編の3-5,3-6で触れていますのでそちらを参照してください.
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