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3-5 分解できる電動車いす

 電動車いすの中には分解できる機種があります.数㎞の範囲であれば電動車いすで自力移動できますが,それ以上になりますと自動車が一つの移動手段となります.車いすごと搭乗できる自動車もありますが,一般のセダン形乗用車のトランクに収納することを目的として分解できる機種があります.

 左の機種は簡易型ですが,国産品とはコンセプトが異なります.国産品は低価格の標準型手動車いすに駆動ユニットを取り付け,安価な電動車いすを実現することを目的としています.左の機種は国産の簡易型電動車いすの3倍,標準型電動車いすの2倍程度の価格です.
 モジュラー形の手動車いすをベースにしていますので,分解しやすい作りとなっています.分解組立には工具を必要とせず,5分もあればトランクに収まります.


 左の写真は後輪,レッグレスト,バッテリィをはずした状態です.アームレストは横滑りによる移乗への対応で,後方へスイングアウトしますが,本体のフレームからははずれません.メインフレームの部分は左右幅が狭まる形で折りたためます.写真は半分程度折りたたんだ状態です.更に,介助用ハンドルの部分が後ろ側へ折りたためます.写真では向かって右側のハンドルを少し折り曲げてあります.


 この写真はフレームを完全に折りたたんでいます.車輪がはずれていますので,左右のフレームがさわる程度まで折りたたむことができます.また,フレームの前後長を短くするために,後転防止のストッパもはずれます.


 この電動車いすは小型で軽量です.総重量が重いと分解しましても,取り扱いが難しくなります.それを避けるために総重量を軽くしてあります.
 真ん中の空気入りの車輪で体重の多くを受けることにより,乗り心地を確保しています.この構造によりサスペンション機構を省いて軽量化を図っています.中央の車輪で体重の多くを受けますので,このままでは後転しやすくなります.そのため,6輪構造を採用しています.


 分解した様子を左に示します.写真でははっきりしませんが,後輪,中央の車輪,駆動ユニットは一体です.写真では後輪は空気入りの車輪の後ろに隠れています.レッグレストははずれますが,アームレストははずれません.



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