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片麻痺者の歩行メカニズムから,DACS AFOがなぜ片麻痺者の歩行に寄与することができるのかについて述べていきますが,ここで述べる知見は筆者が一人で得たものではありません.平成9年3月に廃止となりました東京都補装具研究所で山本澄子氏を中心としたチームによる共同研究により得られたものです.筆者もこの研究に参加しておりました.
歩行分析から,原型の開発までの参加者
山本 澄子(現国際医療福祉大学教授)
海老名 政彦(定年退職)
林 武雄(定年退職)
秋田 善行(非常勤 当時大宮義肢製作所)
岩崎 満男(非常勤 現ホンダ太陽(株))
早川 康之(非常勤 現北里大学講師)
市販化のための開発,試作品の試用試験では次の人たちも参加しました.
川合 秀雄(元補装具研 現筑波技術短期大学助教授)
筒井 澄栄(現岡山県立大学講師)
竹内 豊計(当時・現竹内義肢製作所)
その他,歩行分析から試用試験まで被験者の方々を始め,国内各地の病院・リハセンターなどのスタッフの方々の協力も得ております.開発経緯の詳細は,山本氏の論文を追跡していただければわかると思います.
DACS AFOの開発では,ここで述べています形に至る以前の試作の段階から日本発条(株)の協力を得ておりました.市販化のための開発では(株)啓愛義肢材料販売所を代表とするチームを組み,(財)テクノエイド協会の開発研究費を受けました.
最後に付け加えますと,DACS AFOの開発に関する研究で,平成10年に日本義肢装具学会の第1回土屋和夫論文賞を受賞しております.
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