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2-1 多機能車いすの形状

 ここで多機能車いすと呼ぶ機種はモジュラー型車いすの一種です.ただし,1-5-2・3・4で最高レベルとして紹介しました機種に比べますと,ティルトやリクライニング機能が付加されている点が異なります.
 多機能車いすは,標準型車いすの対極にある車いすです.非常によく考えられている車いすですが,多くの人が最初から選ぶべき車いすでもありません.標準型車いすで対応できなくなったときに,選ぶべき車いすです.
 下に2例示します. 見ただけで標準型との違いがわかると思います.高機能ぶりは次のページ以降で具体的に触れていきます.
 なお,ここで言います多機能車いすはいずれもヨーロッパ,あるいはアメリカからの輸入品です.そのため寸法的に大きく,最も短く調節しても長すぎる場合があります.かさ上げなどが可能な部位もありますが,この点注意が必要です.場合によりましては,小児用も検討してもよいと思います.
 介護保険法では標準型の車いすを貸与の対象とすると規定しています.ここで取り上げている車いすは標準型ではありませんが,車いすの範囲が広く解釈されて運用されています.そのため,ここで取り上げている車いすも介護保険の対象となっています.

各部名称を書き込んだ多機能車いす例1の写真   多機能車いす例2


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