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車いすはその場回転が可能で,小回りが可能なことが特徴の一つですが,それでもより小さく回転できることが求められる場合があります.特に屋内で求められます.
このようなニーズに応える一つが下に示す車いすです.
フットレストのアームは斜め前方へ向かわず,真っ直ぐ下に向いています.これにより全長を短くし,回転半径を小さくしています.更に,前輪と大輪の距離を短くし,回転半径を小さくしています.大輪と前輪だけでは安定性が保てないほど軸間距離を短くしていますので,転倒防止のため後ろに車輪が必要となっています.
6輪が接地していますが,前輪を持ち上げて段差を乗り越えることができます.後輪はガススプリングで地面に押し付けられていますが,それより大きい力で上から押されますと,ロッドがシリンダ内に引っ込み,前輪が浮きます.
なお,これでもスペースが不足し回転できない場合には,標準型のサイズの車いすではなく,携帯型の車いすを選択する方法もあります.また,車いすではありませんが,シャワーキャリーを車いす代わりに使用する選択もあります.ただし,これらを使用するためには,身体状況があまり低下していないなど,制約があります.
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