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前ページに引き続き最高レベルにあるモジュラー車いすの調節可能箇所について述べていきます.
前ページの写真からは,背もたれにはクッション材が詰まっているように見えます.
しかしながら,黄色の円のマークで示します背もたれの下の部分のカバーを持ち上げますと左の写真のようになります.2本の矢印は長さ調節のできるベルトを示しています.
背もたれの上半分はウレタンフォームで形が作られていますが,その部分にもベルトが通っています.
ベルトの長さで張りを調節することにより,背もたれを横から見たとき,直線ではなく曲線を描くことができるようにしています.
この機能は,脊柱の変形へ対応するためのものです.日本人の高齢者に多い円背へも対応できます.
座面には標準でクッションがついていますが,それをはずし,シートを手前にめくりますと後ろの部分にベルトが表れます.
ベルトをゆるめることで座面にへこみを作ることができます.
座っているとお尻が前へずれることへの対応です.
座面の前を高くすればずれることへの対応となりますが,へこみを作ることも一つの方法です.
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