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歩行車はいすを向かい合った位置で押していく形状をしています.立ち止まった位置で後ろを向き,座面に座ります.シルバーカーのように,前に回り込んで座ることをしないですみます.
押し手を体の左右前方でつかみますので,左右方向の安定性も高くなります.座面の高さが高いため,立ち上がりが楽です.
左右方向の安定性をあげるために,多くの機種では幅が広く作られています.また,比較的太いスチールパイプで作られており,より大きい体重を受けることができます.
一般的な歩行車は握りを手でつかむ形状をしていますが,左に示す製品は肘受けが付いています.肘受けの先の丸棒は握りです.握りの先には走行ブレーキのレバーが付いています.写真には写っていませんが,この機種も座面を有しています.しかし,座れないとの注意書きを書いたシールが貼られています.肘受けのために体を入れる隙間がなくなっています.そのため,途中で休むという使い方はできません.
JIS規格などでは,2-4で述べます歩行器に車輪を付けた形式の歩行補助機器を歩行車と呼んでいます.ここでは,日常生活で,屋外使用を主な目的としている本ページで述べています形式の歩行補助機器を歩行車と呼び,主に歩行訓練を目的とした歩行器に車輪を付けた形式のものは,車輪が付いていても歩行器の一形式としています.
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