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自力で階の移動が困難になった人が選択する機器の一つに,いす式階段昇降機があります.階段の床や壁面にレールを固定し,このレールに沿っていすが昇降します.日本家屋の階段は一般に幅が狭いので,いす式階段昇降機はそう大きく作ることはできません.
左の写真は標準的ないす式階段昇降機です.展示品のため階段の段数が数段しかありませんが,これで階の移動を行います.左の写真は直線階段用です.
いすが階段に出っ張っていては邪魔になりますので,使わない時は左の写真のように折りたたんでおきます.
階段は直線だけでなく,途中で折り返したり,曲がったりしていることがあります.その場合には曲がり階段用のレールを使用します.左の写真のように,レールが直線用とは全く異なります.各メーカーとも直線,曲線階段に対応しています.折り返しの階段では,外回りと内回り共に可能です.
ただし,曲がり階段用のレールはそれぞれの階段に合わせて1品生産になります.そのため,レールを造る費用が余分にかかります.
いす式階段昇降機は基本的に屋内の階段を想定していますが,屋外の階段を想定し,水対策をした機種もあります.ただし,全てのメーカーが出しているわけではありませんので注意が必要です.
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