前のページ
後々思い出すたびに、あれはいったい何だったんだろうと不思議に思う。そして心が空っぽになる。
ある時、長男が近所の同じ年の子ふたりに、ごみ用のポリバケツをかぶせられてコンクリート通路に倒れたまま、
泣いて訴えることもできないのを見つけ、兄弟が絶対必要だと思った。
もうこれは夫のわがままなど聞くはずがない!憤然と決行し、元気な次男が授かった。
次男が生まれたことで、長男は生まれた時点ですでに、訴えることのできない子だったことが分かった。
長男は授乳していてもくわえたままじっとしている。私は初めてだし解らないから眠いのかと思い、外すとすぐくわえる。
その繰り返しだったのでミルクに替えるのが早かった。看護師も忙しかったのか何の指導もなかった。
次のページ
トップページ
(広告)
お買い物は楽天