大寒波の九州! ぐるっと一周2006
2日目 (1月4日)
新大阪〜八代
最新の車両にも言えることですが、長時間気密のいい車内にいると悪い空気が籠ってきて、快適な車内と言い難くなってきます。座席指定券を買ったにもかかわらず、デッキに立っている客もいるほど。おまけに減灯も無かったおかげで全く寝れなかった。
…というか、真夜中に同じオッサンが何度も車内を徘徊するのは何故なのかさっぱり分からん。何か怖いというか、鬱陶しいし、寝られない。知らん間に財布を掏られたらカナワンし。
日付けが変わって早朝午前4時、洗面所が空いているうちに早々に顔を洗って旅支度に入る。
客室よりデッキの方が全然空気がうまい。折角座席指定券を買ったのにわざわざ肌寒いデッキに立っている人の気持ちもよくわかった。
一晩中列車に揺られて、さすがに疲労も頂点。夜行の旅もそろそろ考えた方がいいかも。
下関より先は交流区間となるため、機関車を交直両用のEF81に付け替える。(下関駅)
まだ辺りは真っ暗な早朝534、下関駅に到着。機関車付け替えのため、列車はこの駅で長時間停車します。カメラを持った人がここで一斉にホームへ駆け出します。恥ずかしながら私も…。
お目当ては勿論、機関車付け替えシーンの撮影と、それが済んだらホーム中程まで走って駅弁購入です。
ここ下関駅では、こんな朝早くでも駅弁を売っています。九州へ渡るムーンライトや寝台特急は、必ずここで機関車の付け替えがあるため、長時間列車が停車するのを知っているからでしょう。賢い商売です。
しかし、客車列車が消え行く現在、この姿が見られなくなるのも時間の問題です。
前回2年前に下関駅へ来た時は同じ場所で「ふくめし」を買ったので、今回は「ふく寿司」830円を買った。
ふく寿司 830円(下関駅弁当株式会社)
箱のパッケージは、この辺ではよく見るフグの正面顔です。
ふくめしは価格が高いぶん、もっといい容器が使われていますが、ふく寿司は紙の箱です。
ふく寿司の中身です。
おかず一つ一つの味付けは自分好みでGOOD。
ウニは直接ごはんに載っててもいい感じ。銀紙に載っているので、くっついてしまって食べにくいです。それと、寿司という割りにご飯の酢の味付けがかなり控えめな気がしました。おかずの風味を味わいたい人向けかな。75点。
しかし、この3日後に下関駅が全焼するなんて、思いもよりませんでした。
やがて夜が明け、ムーンライト九州は博多駅に726到着。
一休みする間もなく、鹿児島本線の荒木行き普通811系に乗車。
博多を3分遅れで発車しました。座席の良さもさることながら、近郊形車両にもくずかごが標準装備してあるのには驚いた。本州では特急か、あるいは古い急行車両でもない限りまず無いことです。
博多〜春日間でおびただしいスプレーの落書きが車窓に見えた。どこへ行ってもあるところにはあるのですね。
スプレーの落書きには文字系とイラスト系に別れますが、ここではイラスト系がメイン。
見覚えのあるものでは「ブロッサム」があった。どうせ落書きするならもっと可愛く萌え萌えに描いていただきたい。
やがて本日最初の目的地、都府楼南(とふろうみなみ)駅に到着。
ここで一旦下車。さすが九州。外は意外に寒くない。風が無いからだろうか。
ここで18きっぷに2日目のスタンプを押してもらうことにしました。
なかなか趣のある和風駅舎でした。(都府楼南駅)
ここの駅員は常にニコニコとしていてなかなか人がよさそうで、近隣の住民にも今年も宜しくと親しそうに挨拶を交わし、評判は良さそうです。スタンプを押してもらう際、その年配の駅員に声を掛けられた。
「どちらから来られたんですか?」
と尋ねられたので、
「甲府からです」
と答えたら
「あー海の景色がいいところですね」
「いや、海は無いんですよ…」
どうやら甲府と防府を訊き間違えているらしい。時間が無いので詳しい説明は取りあえず止めて、とにかく写真を撮ることにした。
改札を出てみると、殆ど学生ばかり。付近は住宅地で、学生が結構利用している模様。駅前にはタイルか、またはセトモノで作ったと思われる豪華な周辺マップが目を惹いた。
すぐに次の電車が来てしまうので改札を再び潜り、熊本行き813系普通列車に乗り込む。
これで鳥栖まで乗る予定です。
この列車、次の二日市で後ろを6両も切り離し、前3両だけで熊本まで運転するらしい。さらに途中の原田で快速に抜かれるらしいので、さっさと原田で降りて、隣りの2番線に到着した快速1321Mにスイッチした。
抜かれるのを知らなかったので、ここでの乗り換えは私の計画には無かった。
快速への乗り換えにより、予定より10分ほど早く鳥栖へ到着。しかし、鳥栖から連絡している長崎本線の電車は結局予定していた列車と同じ847発の肥前山口行き2835Mです。
これじゃ早く着いても待ち時間が10分長くなっただけで、あんまり意味がなかった。
よほど途中下車でもしてみようかと思ったのですが、冷たい風がやや出てきて寒くなりはじめました。
鳥栖はあとでまた通るし、第一ロクに寝てないので眠い。
すでに電車は入線されているので、乗車して待つことにします。
車両は411系3両編成。まあそれはいいとして、極めつけがオールロングシートのオマケ付きだった。
他の人はみんな大吉なのに、自分だけ凶の御籤を引いたような気分でした。
肥前山口まではうつらうつらしていたので、あまり記憶なし。気がついたら乗り換えでした。
肥前山口からは佐世保線を通って早岐へ行きます。すぐの乗り換えで、早岐行き普通ワンマン列車817系の二両編成929Mが出発を待っていました。
この列車が乗車してみて衝撃。何と座席が木材! クッションは本革で、しかも座席は転換式クロスシートとなっていて、補助シートとくずかごまで装備。
でも、木の座席なんて座り心地悪そうだなあと思いきや、これがなかなか悪くない。
少なくとも東日本の最新形E231系の固い座席なんぞ相手にならないくらい遥かにいい。
817系 (JR九州)
備前山口からは武雄温泉以外は田舎の沿線風景で、景色がとてもイイ雰囲気。
その武雄温泉駅の周辺では高架化工事が進められているらしき雰囲気でした。そうなると、駅も建て替えられるのか?
この際正直に言ってしまえば、沿線住民の不便なんかこの際どーでもいい。いい風景というものは出来ればそのまま残していただきたい…。
さて、いよいよ冷え込んできた模様。
この辺は大した山間部でもないのですが、風が出てきて、三間坂、有田辺りを通ると雪が舞っています。博多はあまり寒く無かったのに、場所が変わればこの有様。
途中の早岐でシーサイドライナーに乗り換えるために下車。
いよいよ待望の国鉄DCキハ67系に初めて出会えます。
せっかく早岐に来たので、記念に写真でも撮ろうと改札を出て、駅前を散歩してみることにします。しっかし列車を降りると外は九州とは思えないほど、さっぶ〜い…。
早岐駅のホーム。停車しているのは松浦鉄道のレールバス
駅舎はリニューアルされているのか、古風なわりには期待していたような趣きが無くイマイチ。
しかも、駅前には思っていたような商店、デパートなどが無く、どう見ても住宅地。立派なターミナル駅なのにな…。
大きな道路が駅前を走っていないからか、旅館以外は一般的な住宅や病院といった建物を多く見かけました。
早岐駅前の様子
土産物屋をさがしても駅の周辺には無さそうなので、駅の売店でメボシイものが無いか、改札口脇のミニコンビに入ってお土産によさそうなものを物色する。
しかし、まだ旅は始まったばかりである。機動力が要求される私の旅に大きなお土産は禁物。小さなものを捜していたら、入り口の脇に「草加屋 早岐のケーラン」という和菓子があった。価格も525円と安い。いや、ちょっと安過ぎる気がしますが、他に手頃な大きさでメボシそうなものが見当たらなかったので、それを一つ提げてレジに持っていった。
念のため、何日持つのか訊いてみると、生ものなので本日かぎりという答え。これでは土産にならない。しかし今更返すことも出来ず、お買い上げ〜……。
快速シーサイドライナー (キハ67系)
そろそろお時間なので、早岐駅の改札を潜って、大村線のキハ67系「快速シーサイドライナー」に乗り込みます。
待ちに待った時が訪れました。これで往年の国鉄色だったら文句無かったんですがねえ…。
用意したMDを取り出して録音を開始。走行音を録ります。周囲からは白い目で見られるし、何故か警官も2名乗車していましたが、気にしていたら何も出来ませんし、既にキハ65もキハ58も殆ど残っていない現在、ただでさえ生産両数の少なかったキハ67が、次に乗る時までに生き残っている保障はどこにもありません。怪しまれようと、しっかり記録しておかねばっ。
キハ67は長崎まで走りますが、とりあえずここでしっかり景色を楽しんでおいて、途中の諫早駅で下車します。
しかし九州とは思えないような異常な冷え込みです。
空はドンヨリと曇り、手はかじかむし、何だか寒すぎなのですが、もう半ば意地です。せっかく降りるのですから、改札を出て駅前散策します。
JR 諫早駅
諫早駅駅舎は中の窮屈さとは裏腹に外観は妙に広く見えます。摩訶不思議…。
ベーシックな落ち着いた色調で、和風な感じにしてはやや特徴的な形です。
見た目にもなかなかいいですが、やはりリニューアルされているせいでちょっぴり薄味です。どうせ降りるなら大村駅にした方がよかったのかな…。
駅前はぱっと見、さっきの早岐駅と比べて広い道路が発達していて、お店もたくさんあって、かなり賑やかでした。
長崎方面への移動は、これからの行動予定にも響くのでここまでで終わり。諫早駅の駅舎は見れたし、売店でお土産も買った。(森長のどらどら巻き抹茶味)
さて、今度は気になる各駅に途中下車しながら鳥栖方面へ引き返していくことにします。
長崎本線を鳥栖方面に行きたいところですが、日中の普通列車の本数が極端に少ないので断念。
そこで、さっき利用した大村線を、今度は逆に引き返します。
諫早から1217発ワンマンの各駅停車、キハ200系に乗車し、途中の竹松で下車します。
ちなみにこのキハ200系、鉄道友の会のローレル賞受賞という車両らしく、それを示すステッカーが飾られていました。
竹松駅は超大当たり駅。どこから見ても「山奥の分校」という雰囲気が素晴らしい。
竹松で下車して、いきなりデジカメのシャッター連打状態。
駅員さんがこちらを何やら不審そうに見ていた。
しかし、これだけ古くて、外観にあまり手を加えた形跡も無く、こじんまりとした駅舎で、しかも有人駅という例は私の知る限りでは無い。これは貴重だ。
この駅舎の特徴は、屋根がホーム側に異様に延びている点。
だいたいホームの屋根は駅舎と別々に造られているものですが。しかも後で屋根を足したのでは無く、初めからそういう造りになっているように見える。なかなか興味深いです。
しばらく写真を撮って駅のホームで次のシーサイドライナーを待っていると、線路脇のあぜ道から女学生がこちらに向かってトコトコ歩いて来た。どうするのだろうかと思って暫く見ていると、そのまま駅のホームに上がり、改札を潜って切符を買っている。
なかなか型破りの興味深い光景だった。列車に乗る時は駅からホームに出るのが普通ですが、列車に乗ってもいないのにいきなりホームから駅に出る人は初めて見た。
次に乗ったシーサイドライナーは、残念ながらさっきと同じ、キハ200系。
やはり詳しく調べない限り、そう都合良く何度も古い車両に出会うことは無さそうです。
つまらないので、ここらでさっき早岐駅で買った「ケーラン」という生菓子を片付けておこうと袋から取り出して食べてみた。
「ケーラン」というくらいだから、鶏の卵の形を想像していたのですが、どうやらそれとは違うらしい。形は長細くて、中にこしあんが棒状に入っている餅菓子でフニャフニャと柔らかいのですが、これが意表を突いて妙に美味しい。
525円で5本入りなので、一本105円。それでこの味なら全然悪くないと思う。
ウーム…出来れば土産にして持って帰りたかった。
http://www.ktn.co.jp/ktn/gopan/guide/g041014s.html
上のホームページに佐世保草加屋のことが載っていました。
暫くして列車が彼杵、川棚と停車してゆく。
斜向かいにオッチャンが一人座り、私は席が随分と空いていたので、荷物を座席に置いていた。そのうち席が埋まってきたのか、二人連れの若い女性のうち、一人は通路を挟んだ向こうのボックス席の通路側に座り、もう一人が「すみませーん」と言うので、置いてあった荷物をどかすと、女性は自分のとなりへ座った。
…と思ったら、ものの数秒ですぐ立ち上がって、いつの間にかガラ空きになった後ろのボックス席に二人は移動していった。
ま、自由席なのだから何処に座ろうが自由なのですが、座りたい時だけ荷物を退かすよう促し、後はどうでもいいかの如く、直ぐに別の席に移動してしまう。
こういう事って特に2名以上のおばさん軍団に多い。まあ些細なことですが、何だか私としてはちょっと気分の悪い一件でした。
ハウステンボス駅付近からの車窓風景
列車はハウステンボスに停車後、次に早岐に停車。佐世保まで行きます。私は早岐で列車を降りて、再び817系のワンマン2両編成に乗り換え、今度は上有田で下車しました。
有田焼で有名な場所らしいですが、駅自体は無人の静かな場所でした。
有田焼のお祭りのシーズンになると、特急が停車することもあるらしいです。
JR 上有田駅
さっきの竹松駅が凄かったので、もうこの程度では驚かなくなっている自分が怖いです。
しかしこの黒塗りの柱が渋いですね。しかも瓦屋根の駅ですよ。まるで時代劇の越後屋のような雰囲気があります。
建物の登録標のようなものが打ち付けてあったので見てみると、明治30年7月10日とあった。古いわけだ。
次の列車まで時間はたっぷりとあるので、近所を散策。
この辺りは古い味のある木造の家が結構あります。趣のある風景が狭い水路沿いに広がっていました。
つか、どこを見ても有田焼。看板はもちろん、民家の表札まで有田焼という徹底ぶりでした。
近くに古ぼけた鳥居があったので、階段を上がってみたら、ちっぽけな古い神社がありました。せっかくなのでここで初詣。お賽銭を奉納していきます。
時間はまだあったものの、さすがにこれ以上は微かな寒風吹く中散策する気分にもなれず、駅でブラブラと時間を潰す。
暫くして早岐行きに続いて鳥栖行き817系が到着。疲れてしまって車内で爆睡状態だった。
1649鳥栖へ到着。鳥栖ではもう改札を潜る気力も無く、そのまま鹿児島本線乗り換え。寒いから早くホテルへ行きたいと思うようになった。マジ寒い。
ここで鳥栖1701発の快速に乗車する予定だったのですが、寒くてたまんないので先に発車する1656鳥栖始発の普通列車に乗車。
荒木で後発の快速に抜かれるのですが、もう途中下車するような気分でも無く、写真を撮るほど時間的にも明るくないので断念。このまま乗車した。
しかし、上熊本駅だけは別問題。ここは歴史的にも貴重な駅だけに、ここまで来た以上外すわけにはいかない。途中下車して、周りが暗いので手が振れないように注意しながら写真に収めていくことにします。
JR 上熊本駅
しかしやはり三脚が無くてはシャッター時間を延ばすことなど出来ないもので…。
画像はブレるか、キチンと撮れても真っ暗です。
駅舎外観は昔からあまり手を加えていない様子で、古風なイメージがそのまま伝わってきます。暗くてよくわかんないだけかもしれませんが…。
しかし、どうも新幹線の工事が始まるため、近々駅が移転するという。
まさかそれってこの駅舎が無くなるってことなのか?
それだけはやめてもらいたいです。 つか、新幹線なんていらないからもうヤメにしないか?
新幹線をつなげるために巨額の投資をするより在来線の古い客車を寄せ集めて列島縦断する長距離列車のダイヤを組んだほうがずっと安上がりでいいと思うのだが。私はその方が嬉しい。
今日はもう立ち寄る駅は無いので、最後に駅構内の売店でおみやげを物色することにした。
なるべく小さくてがさばらないもの、ということで、誉の陣太鼓640円に決定。
それプラスオヤツにじゃがりことキシリトールガム購入。合計で約900円。
本日最後に乗ったのが、上熊本1906発の八代行き。
さっき上熊本まで乗ってきたものと違ってこちらはメチャ混み。終点の八代で下車します。
JR 八代駅
そろそろトシを考え、今日の予定ではここのホテルで一泊です。
一人旅でのホテル宿泊は今回が初めてです。今回はなんて贅沢な旅なのだろうか。
大まかなホテルの場所は把握していたのですが、歩いていると、どうも思っていたイメージと道が違う。
八代駅は市街地から外れた位置にあるらしく、回りの道路に街灯が極端に少ないのだ。
さすがに不安になってしまい、地図を広げて目標物になりそうな建物を捜して街を彷徨うこと30分。ようやくセントラルホテルやら繁華街を見つけた。
ここまで来れば何とかわかる。そのまま地図の通りに歩いておよそ20分。「ホテルα1」に到着。
まるでヨコハマ買出し紀行に出てくる主人公みたいな名前のホテルに思わずニヤリ。
しかし駅から50分も歩き回ることになるとは予定外だった。本当はホテルにチェックインする前に何か食べてこようかと思っていたのに、それどころでは無かった。
とりあえず宿泊代4600円を払ってチェックインし、風呂に入ったあと、ホテル内一階の「九千坊」という店に入り、なにか食べることにした。
ラーメンか何かでいいや…と始めは思ったものの、ラーメンというメニューはここには無い。麺は無くもないが、丼とセットになっていた。クソ、うまく考えやがって…。
こうなったら少々高くつくが、好きないくら丼があるので、それとうどんのセットを頼んだ。1480円。
食事が出てくるのを待ちながら、ふと考えた。昨日始発に乗ってから今までの食事のことを…。大して腹いっぱい食べていない割りには随分カネがかかってなかろうか。
湖北のおはなし1000円
マクドナルドバリュー400円
立ち食いそば310円
ふく寿司830円
ケーラン525円
いくらうどん1480円
合計4545円
これにお茶やジュースなどの飲み物やおやつを含めると、たった二日の飲食で早々と5000円を越えている。これに土産代を含めると、考えたくもない。そろそろ貧乏旅行などとは言えなくなってきた。
確かに駅弁は美味いものばかりだが、支払う代金が大きい。ハズレ弁当だけは引かないようにしなくては…。
とりあえず明日は秘境駅の旅なので食いたくてもメシ屋が無い。メシ代節約にはちょうど良いではないか。
とりあえず明日はメシが無いということで、ゆっくり味わうかのように、ぜいたく丼を噛みしめた。
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