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先の「2008春 東北〜新潟一周乗り」の際に『青春18きっぷ』
5回分のうち2回分を使いましたが、あと3回分をどこに使おうかがなかなか決められずにいました。 期限切れも迫ったある時、ふとしたことから北陸本線には国鉄急行形電車やその車体更新車、 寝台特急電車を近郊形に改造した車両が走っていることを思い出しました。 検討してみると 1泊2日で回れることがわかりましたが、それではじっくり撮影する余裕がなさそうなのと、1回分 余らせたところで日帰りで行こうというところが思い浮かばないので、大阪に飛び出してもう1泊 し、阪神7801形・旧ラインデリア車を狙いつつ草津線に乗ることにして、2泊3日で巡ってくること にしました。
今回は時間もそこそこあるので、デジカメとともに銀塩も持って行きました。 |
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2008年4月8日午前5時、眠い目をこすりながら地元の私鉄の一番電車に合わせて自宅を出発しま
した。 最寄駅まで徒歩8分程度しかかからないものの、雨風ともに強く、初っ端から『水攻め』
に遭ってしまいました。 今回もJR松戸駅から『青春18きっぷ』を使いました。 常磐線快速電車で上野、高崎線普通 電車で高崎、上越線普通電車で水上、と乗り継ぎました。 |
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2008.4.8 水上
前回は暗くて撮れなかった、水上での長岡行きと高崎行きの並びです。 おでこの『普通』表示は、同じ115系ですが新潟の車両と高崎の車両では違いますね。 首都圏で国鉄近郊形電車が現役だった頃は、東海道線の基本編成と常磐線は濃紺地白文字、 宇都宮線・高崎線と常磐線の一部は白地濃紺文字だったように記憶しています。 静岡運転所 所属の東海道線付属編成は白地で「普通」の文字がやや小さく、房総地区の非冷房車には濃紺地 で「LOCAL TRAIN」の英文併記のものもありました。 |
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2008.4.8 越後湯沢
上越国境を越えて越後湯沢着。 ここで北越急行ほくほく線経由・快速直江津行きに乗り換え
ます。 2両編成の車両は『ゆめぞら』のヘッドマークを掲げていました。 車内に置いてあった パンフレットによれば、数多くまた長いトンネル内で車内天井部分に映像が映し出されるシアター トレインだそうですが、私が乗ったときには上映がない、ごく普通の快速列車でした。 そのような車両が走るということは、車窓にはあまり期待がもてないのかもしれませんが、 それにしても転換クロスシートと窓のピッチが合っていないのはどうでしょう? 幸い私は 眺望がそれなりに良い席にありつけましたが・・・。 |
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2008.4.8 十日町
十日町着、ここで反対ホームにJR東日本の検測車が停まっていました。 私が乗った列車が 停まる前に、駅名標と一緒に撮ってみました。 |
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越後湯沢発車時点ではほぼ満席で立ち客も見られた車内は、六日町で若干の、十日町で約半分の
乗客を降ろし、身軽になって高規格の線路を快調に走ります。 が、ほくほく線に多いトンネルの断面は単線分しかなく、そんな中かなり高いスピードで出たり 入ったりするので、とにかく耳が痛かった・・・。 途中、トンネル内での信号所で特急『はくたか』 と行き違いましたが、その際の気圧変動も激しくてキツイ・・・。 学生時代に論文 (要旨集だったかもしれない) で見て身構えてはいましたが、想像以上でした。 私は 複線断面のトンネルでも時々耳が痛くなるので、単に敏感なだけなのかもしれませんが、よほどの 理由がない限りもう乗りたくないと思いました。 |
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2008.4.8 直江津
耳の痛みに悩まされつつ直江津着。 まずは改札を出て北口の駅そば屋に入り『和風中華』
(日本そばのダシに中華麺が入っているもの) に挑戦。 対戦実績の
ある姫路駅の『えきそば』とは違ってまんま異種混合で、私には合わない・・・。
店の清潔感もお世辞にも良いとは言えず、直江津に来たとしても二度とこの店の暖簾をくぐる
ことはないでしょう。 気を取り直してホームに戻ると、長野−直江津間を走る『妙高』が入ってきました。 在来線 特急時代の『あさま』に使われていた車両で、長野新幹線に接続する列車で指定席車も連結されて いるからか、一丁前の名前も付いています。 しかし、快速列車ではなく普通列車です。 |
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2008.4.8 直江津
いよいよここからJR西日本エリアに入ります。 北陸本線・富山行きは457系の3両編成で、 狙っていた『急行形デカ目』に早速当たりました。 ラッキー!! |
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2008.4.8 能生
能生で特急を先に通すために5分ほど停車します。 そういえば、湯檜曽・土合・美佐島・筒石と、通年営業の『トンネル駅』4つを1日で通ったん でした。 |
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2008.4.8 滑川
睡眠不足のせいなのか水責めのせいなのか、車窓から海岸線が見えなくなったあたりから睡魔に 襲われ、ウトウト・・・。 たまたま目が覚めた滑川で、JR西日本の検測車? と遭遇しました。 前後はおろか、これを撮った時の記憶もありません。 |
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2008.4.8 富山−東富山
2008.4.8 富山−東富山
首都圏では散った桜の花ですが、北陸ではちょうど満開でした。 富山に着く直前に渡る川の両岸の桜並木がきれいで、富山での接続列車は45分ほどあり、 それを逃しても1時間程度の間隔で普通列車が走っているので、行ってみることにしました。 しかしデジカメ、それもコンパクトタイプではその再現性に限度があり、あまりきれいには 写っていません。 |
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富山で撮影会兼花見をしていて、結局1本あとの普通電車で宿泊地でもある金沢に向かいました。 遅くなったことで、日没を迎えて車窓が楽しめなくなるかな? と思いましたが、何とか なりました。
金沢には、18年程前と15年程前に1回ずつ来たことがあります。 |
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2008.4.8 金沢城公園
金沢の、というより北陸を代表する観光施設である兼六園と隣接する金沢城公園では、ライト
アップと夜間開放が行われていたので、せっかくだからと行ってみました。 金沢駅からバスに乗って兼六園へ。 渋滞に巻き込まれながら30分近くかかって着いた先は、 人だらけ。 落ち着いて見ていられるような雰囲気はなく、適当に歩き回るだけでした。 桜の花はきれいなんですが、やっぱりライトアップは不自然なことだと感じました。 何と言い ますか、光に照らされた花の色が不健康に見えて仕方ありません。 やはり、昼間富山で見た花 の方が、感動的でありまたきれいに見えました。 花見の後、市内の繁華街である香林坊を少し歩きましたが、飲み屋だか風俗店だかの客引きが スクランブル交差点の中央近くまで動き回っているのには閉口しました。 東京では規制が厳しく、 ここまで商売熱心な客引きはまず見られません。 |
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2008.4.9 野々市
翌・9日は、金沢から大阪へ移動します。 北陸本線・湖西線の本数が1時間に1本程度と多くは
ないものの、移動距離がそれほど長くないので、まったりと撮影しながら行くことにしました。
今回の乗車・撮影は、列車の運用や撮影地など特に有効な下調べもなしに『行き当たりばったり』
で取り掛かりました。 |
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野々市での撮影を終え、フィルム調達の必要があったので一旦金沢に戻り、小松、福井と
乗り継ぎ敦賀に向かいました。 乗り継ぐ際、折り返し列車を停車中に撮影できるかと期待していましたが、小松・福井の両駅 も高架駅となっており、しかも線路を含めて屋根に覆われていました。 採光には留意している ようでしたが、撮影にはあまり向いておらず、粘って撮ろうというようには思えませんでした。 もっともこの日は急行形デカ目には乗れずにすれ違うだけ、撮影する機会もありませんでした。
今回の旅行では、475系・419系・413系・521系に初めて乗りました。 521系を除いては基本的
に国鉄急行形・特急形由来の同じ台車を履いていることから乗り心地に差異を感じることはなく、
また車体が最近の車両と比べて重いからかどっしりと落ち着いた印象を覚えました。
521系は、223系と似たようなつくりの車両で接客設備は今風なんですが、細かい振動が多く、
上下方向に強い衝撃を感じることも時々ありました。 線路状態は良好なはずで、また223系でも
感じたことのない揺れ方・・・ 強いていえばJR四国2000系で味わったのと同じような衝撃は、
いったい何が原因なのでしょうか? |
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2008.4.9 敦賀市内某所
知り合いのS水さんから、敦賀駅近くにある模型店でセールをやっているという情報を旅行の
1週間ほど前に頂いており、そんなに急ぐ旅でもないので寄ってみることにして、事前に地図で
場所を調べて行ってみると、なんと 定 休 日 ! ! 残念。 駅から模型屋に行く途中、ある病院 (町医者) の駐車場に植えられた 桜の木から、花びらが風に乗って吹雪のように舞っているのを見て、せっかくだから撮ってみよう と戻りがてら立ち寄りました。 しかし私が行くと風が止んでしまい、見たような花吹雪を撮る ことができませんでした。 なんというタイミングの悪さ・・・。 |
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2008.4.9 京都
京都で見かけた奈良線の103系です。 103系、常磐線でよくお世話になったものです。 ここまで撮影しながら来たからか、「列車の到着をホームで待つ」ことが何度もありましたが、 その度に「JR西日本式」と言うべき列車接近警告音を聞くこととなりました。 今に始まったこと ではありませんが、これにはどうも馴染めません。 |
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2008.4.9 戎橋
大阪・ミナミのホテルにチェックイン後、夜遅くしかも雨が降っていましたがちょっとだけ
街歩きしました。 戎橋の工事が終わったようで、これまでガラス越しでしか見られなかった道頓堀のネオンが 間に遮るものもなく見ることができました。 前後しますが、京都から一度大阪を通過し、姫路まで足を伸ばして『えきそば』を楽しみました。 |
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2008.4.10 西九条
最終日となった4月10日は、午前中の僅かな時間に阪神西大阪線に行ってみました。 JR難波から関西線103系、今宮で大阪環状線201系と乗り継ぎ西九条へ。 西大阪線の運用を把握 するべくひとまず尼崎行きに乗ってみると、千鳥橋だったかで7801形・旧ラインデリア車と すれ違いました。 1編成しかない (厳密には「片編成」しかない) ので 走っていないことも考えていましたが、ラッキーでした。 しかもホテルを出る時に降っていた雨 も程無く上がって薄日まで差してきて、駅撮りではありましたが福と出来島で撮影し、尼崎 (構内「阪神そば」のだしウマー ) から西九条まで乗ることもできました。 |
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2008.4.10 草津
西九条から大阪環状線、東海道線と乗り継いで草津線に乗ります。 関西線に抜けるので、1時間
に1本の柘植行きに合わせて乗り継ぎました。 車両はJR西日本式の延命工事を受けていない113系
でした。
大阪から草津までは、当初乗る予定だった新快速の1本前の快速に乗りました。 ただ単に快速に
間に合ったからですが、草津には5分ほど早く着くため余裕がありました。 その新快速、急病人が
発生したとかで10分ほど遅れて草津に到着しました。 正規の接続時間は9分だったので、草津線の
発車を遅らせて接続をとっていましたが、かなりスリリングな雰囲気を感じました。 新快速で
前展望していたら、間に合わなかったかもしれません。 |
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2008.4.10 亀山
草津線は4分ほど遅れたまま柘植まで走りました。 その結果、貴生川では行き違う草津行きの
発車を遅らせ、柘植では2分接続の関西線・亀山行きを遅らせ・・・ と、加古川で発生した遅れ
が広範囲に及ぶ結果となりました。 関西線ではキハ120形に初めて乗りました。 乗る前の印象では、短い車体に折り戸がレールバス っぽさを感じていましたが、実際はそれほどではないことがわかりました。 運転士の職務態度は この旅行中最悪でしたが。 亀山では313系の名古屋行きに乗り換えます。 |
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2008.4.10 名古屋
名古屋で関西線を降りると、同じホームの反対側にJR東海の新しいレール輸送列車『キヤ97』が 停まっていました。 見た途端に眠気は吹っ飛び、僅かな時間でしたが撮影できました。 |
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2008.4.10 浜松
浜松発熱海行きの211系です。 静岡地区の211系は以前は前面にも行先を出していたんですが、いつの間にか「普通」表示だけに なってしまったようですね。 |
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2008.4.10 東京
静岡19時29分発・東京行き338Mで帰京しました。 373系使用の普通列車で、約3時間まったり
過ごしました。 最近は青春18きっぷで東海道を上ってもこの列車を待つことをしなかったので、久々にこの 列車に乗りました。 編成の後の車両は終始空いていたように記憶していましたが、けっこう 混んでいました。 |
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改めて見ると、似たようなアングルでしかも水平がきちんととれていない画像ばかりで
恐縮するところです。 ご覧いただきありがとうございました。 |
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2008.4.20 エムサ菌