鉄道写真いろいろ@エムサ菌総合研究所
大阪周辺で電車遊び
( その2 )

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 9月21・22日の1泊2日で、大阪周辺の民鉄を中心とした電車遊びをしてきました。

 2ページ構成でご覧頂いている2ページ目です。 どうぞご覧下さい。

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 2日目、朝7時頃にホテルをチェックアウト、地下鉄中央線〜ニュートラム〜地下鉄四つ橋線〜 同・御堂筋線と乗り継いで梅田に向かい、阪神電鉄から山陽電鉄・山陽明石に向かいました。


2006.9.22 山陽明石駅

 阪神梅田から「直通特急」姫路行きに乗りました。 やってきた車両は山陽電鉄5000形で、 山陽電鉄車に初めて乗りました。
 乗ってすぐには気付きませんでしたが、車内の壁面に強化プラスチックが多用されていました。  色合いは「暖色系」と言われるクリーム色で、JR東日本で209系以来よく見られるものより印象が 異なり明るいですが、やはりその素材感はちょっとなぁ・・・と思いました。

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2006.9.22 山陽明石駅

 乗ってきた直通特急を待避していた3000形の普通列車です。
 山陽電鉄に限らず大阪周辺の民鉄の車両や形式などは詳しくは知りませんが、山陽電鉄は 「アルミ車体」を古くから積極的に多用しているんですよね。

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 明石では『明石焼き』を味わい、何故か乗ってみたい路線の上位に挙げていた神戸電鉄に向かう べく、阪神梅田行き直通特急で乗換駅である新開地に向かいました。 この移動の折、中間車で 海側の展望をしていましたが、景色が変化に富んでいてなかなか楽しめました。

 神戸電鉄は、鈴蘭台で「粟生線」と「三田線」に分かれています。 しかし能勢電鉄・叡山電鉄 のように両線に乗るには時間が足りないので、今回は三田線に乗ってJR福知山線に抜けることに しました。

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 例によってと言うか、はたまた当たり前にと言うか、神戸電鉄でも前展望して行きました。
 新開地から隣の湊川 (ちなみに神戸電鉄の起点は湊川で、新開地〜湊川間は 「神戸高速鉄道南北線」である)  までは短いながらも地下区間、その地下から 地上に出る勾配がずいぶん急だな・・・ と思っていると、地上に出てもそのままの急勾配を保ち 続け、山越えにかかっているではないか! 神戸電鉄には急勾配が多いことは聞いていましたが、 これにはカルチャーショックを受けました。 しかも神戸の中心部を出て4つ目あたりには山間の 廃止になった駅があったり、鈴蘭台では粟生線がとんでもない方向に分岐していったり・・・。


2006.9.22 三田駅

 岡場で途中下車しつつ、三田まで来ました。
 新開地から岡場までは5000系、岡場から三田までは3000系に乗りました。
 5000系ではあまり気付きませんでしたが、3000系は全体的に汚れていて、かなりくたびれた雰囲気 が見てとれました。 モーター音の騒々しさは私の知る限り他社をぶっちぎっていて、居住性が 良いとは言えない車両でした。

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2006.9.22 三田駅

 三田から宝塚まで、JR福知山線で移動しました。
 先発・先着するJR東西線直通の各駅停車だったかがありましたが、そのあとに『丹波路快速』と いう列車があることを時刻表で知ったので、それを待ってみました。
 果たして来た車両は221系でした。 個人的には、JR西日本の車両陣の中で一番気に入っている 車両が来たので、ラッキーでした。

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 そしてまた、これも何故か乗ってみたかった阪神電鉄西大阪線に向かうべく、宝塚で阪急電鉄 今津線に乗り換えて今津に抜けることにしました。


2006.9.22 西宮北口駅

 宝塚から乗った西宮北口行きの今津線の車両は、先頭の行先表示が字幕ではなく「板」でした。
 画像は西宮北口で降りたあと撮りました。 能勢電鉄でもそうでしたが、阪急電鉄の車両は総じて 車体がきれいですね。 清掃頻度が高いのか塗装が丁寧なのか、経年の高い車両でも古さをあまり 感じず、この点は好感が持てますね。 ただ、撮影時の写り込みには難儀しました。

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2006.9.22 西宮北口駅

 「今津線は何故西宮北口駅で運転系統が分断されているのか?」 時刻表を見て気付きはした ものの、その理由まではわかりませんでしたが・・・ 線形上十字を描いている西宮北口は、 神戸線・今津線ともに地上を走っていたからで、線路が分断されていたからでした。
 画像は今津行きホームを眺めたところで、右手前にカーブをきっている線路は神戸線・神戸方面 につながっているようです。 このカーブの半径は60mで、一般的な高速鉄道としては「非常に急な」 部類といえるでしょう。
 写っている車両は6000系。 以前はマルーン一色だったものの、数年前から車体肩の部分が クリーム色に塗られるようになっているそうです。 この色、私には6300系特急車の印象がいまだに 強いんですが・・・。

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 今津で阪神電鉄に乗り換え、西大阪線に乗るべく尼崎に向かいました。  昼間の時間帯、今津には普通列車しか止まらないので、のんびりと尼崎に向かうことに なりましたが・・・ かなり時間がかかった印象があります。
 「ジェットカー」の愛称のある普通専用車で、その著名な高加減速性能を立ち席で体感して みました。 確かにその愛称が付くだけあって、強く引っ張られる感覚を味わいました。


2006.9.22 尼崎駅

 尼崎で並んだ、急行系車両 (奥) と普通系車両。 車体のデザインは 同じように見えますが、足回りが異なり、車体の塗装でも区別がつくようになっています。 それ ぞれ「赤胴車」「青胴車」とも呼ばれています。

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2006.9.22 西九条駅

 この駅は、10年前に大阪環状線の車内から見た印象では『五反田駅』でした。 それは、 高架の大阪環状線よりさらに高い高架で西大阪線が刺さるさまが、山手線と東急電鉄池上線の関係 に近く見えたからです。
 しかし今回、西大阪線のホームの印象はJR鶴見線・鶴見駅のそれに似ているような気がする、 ということに気がつきました。

 私が乗った西大阪線の列車は画像の車両でしたが、5500系 (阪神淡路大震災で 被災・廃車となった普通系車両の代替として製造された車両) や7801系? (古い急行系車両で、片開きの側扉で屋根が少し低い車両だった) とすれ違いました。  どちらも乗ってみたかったのですが、帰りの新幹線の時間がギリギリで諦めざるを得ませんでした。

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2006.9.22 西九条駅

 JR桜島線ホームに停まっていた103系。 沿線にある『ユニバーサルスタジオジャパン』に合わせた 特別塗装車でしょうか? セサミストリートの、アメリカナイズされた (アメリカの 番組だから当たり前だが) デザインが施されていました。

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 今まで出かけたときよりも、今回は帰りの新幹線の時間を早めにしました。
 ちょうど良い時間帯に、東京行きの500系『のぞみ』があったので、それに乗ることに しましたが・・・ 電車遊びの時間配分をちょっと誤り、間際でバタバタしてしまいました。


2006.9.22 東京駅

 今回の旅の締めくくりに、東京で降りた500系「のぞみ」を出発前と同じように撮りました。
 やっぱり500系はいいですねぇ。

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 そんな感じで、やや駆け足ながら大阪周辺の民鉄を楽しんできました。

 南海電鉄、泉北高速鉄道には乗れませんでしたが、それ以外に思っていたところは行けたので、 ヨシとしましょう。

 次はもうちょっとじっくり訪れたいものです。

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2008.2.28 エムサ菌