高松琴平電気鉄道@エムサ菌総合研究所
形式別写真・
1080形
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1988年から1991年にかけて、京浜急行電鉄1000形を譲り受けて登場した車両です。
京急1000形は、東京都交通局浅草線への直通運転に対応した車両として、1958年から1978年に
かけて356両が製造されました。 全長18m・幅2.798m・片側3扉ロングシートの車体と、平行
カルダン駆動・オールM車組成を採用し、『高速・高加減速性能車両による高密度・緩急結合
輸送』という現在に続く京急ダイヤの基本を形作った車両でもあります。 このうちことでんには、1968年までに出力75Kwの主電動機を搭載して非冷房で製造された 1000形の初期の車両を譲受し、1080形として登場させました。 種車は京急在籍当時に分散式 冷房装置を搭載する改造工事を受け、その後集中冷房装置を搭載して登場した車両と区別する 意味を含めて『分散冷房車』と呼ばれることもあります。 また電装品の都合で先頭車同士の 2両編成が組めなかったため、ことでんで奇数番号になる車両に対して同じ編成の反対側の 先頭車から先頭部分を移設する改造を実施しました。 1200形の増備に伴い琴平線の主役の座を譲った感もあり、老朽化により2011年11月に1本が 廃車となっていますが、なおも第一線で活躍しています。 |
車号(下段カッコ内は旧車号) (←琴電琴平) | 竣工 | 記事 | ||
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1081 (1011+1009先頭部) | + | 1082 (1012) | 1988.12.14 | 琴平線所属 |
1083 (1019+1017先頭部) | + | 1084 (1020) | 1989.7.18 | 琴平線所属 |
1085 (1023+1021先頭部) | + | 1086 (1024) | 1989.12.19 | 琴平線所属 |
1087 (1027+1025先頭部) | + | 1088 (1028) | 1990.6.28 | 琴平線所属 |
1089 (1047+1045先頭部) | + | 1090 (1048) | 1991.4.19 | 2011.11. 廃車 (最終配置:琴平線) |
1091 (1043+1041先頭部) | + | 1092 (1044) | 1991.8.14 | 琴平線所属 |
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ご案内
資料としてはとても完全なものではありませんが、鉄道模型製作等の参考としても、
どうぞご活用ください。
車両の側面写真の向きは、 |
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2005.6.26 栗林公園
琴平線塗装の1080形・1090+1089です。 車体外見上の京急時代との差異は、貫通扉脇の手すりとジャンパ栓受け周り程度と、ごく 小さいです。 前面の列車番号表示は使用されずに白字幕を掲出した状態になっていますが、 一部には表示機の枠のガラス側から白フィルムをテープ止めしている車両も見られます。
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2005.6.25 挿頭丘
上から俯瞰してみましょう。 1092+1091。 屋根上の薄い突起は通風機のカバーで、クーラーを避けて配置されているのがわかります。
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2010.8.20 仏生山
奇数号車右側の床下機器です。
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2010.8.20 仏生山
偶数号車右側の床下機器です。
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2007.9.4 仏生山
奇数号車左側の床下機器です。
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2007.9.3 片原町
偶数号車左側の床下機器です。 コンプレッサーはC-1000形に換装されています。
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2010.8.20 仏生山
1080形が履いている、TS-310形台車です。 これと同じものを、1070形と1100形も履いています。
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2007.9.4 1089車内
車内の様子です。 モケットが青のままで、その他の部分も京急当時と大きく変わっていないのではないかと 思います。
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2007.9.4 1089車内
車内・運客仕切りです。 京急当時と違って窓部分に手すりが付けられていますが、出っ張りが小さいために握ることが できません。
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2007.9.4 1089車内(客室より)
運転台です。 マスターコントローラー・ブレーキ弁・ATSなど、ことでんの他形式と互換性の
ある機器構成です。
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2004.1.14 仏生山
旧塗装時代の1080形です。 精悍な顔つきですが、上品な色も似合っていました。 奇数号車は京急時代、種車の組成の関係で中間車両でした。 ことでん入りに際して、同時に 廃車となった車両の先頭部分を非パンタグラフ側妻面に移植し、先頭車改造されました。
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2002.12.19 片原町付近
高松中央商店街のひとつ「片原町」のアーケードを突っ切る1080形。
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2004.10.17 仏生山
タイトルで当初使っていた1080形の画像です。 実車の塗装変更が完了したので、こちらに
移動しました。
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(2枚とも)2010.8.19 仏生山
1083+1084は映画『きな子〜見習い警察犬の物語〜』のPR電車として装飾が施され、『きな子
電車』として運行されていました。 車体外部には大小の『きな子』のイラストが配されおり、側面イラストの配置は左右共通と なっています。 前面は琴電琴平方 (写真上) にはきな子の鼻と口が、 高松築港方 (写真下) にはきな子の顔と足跡が描かれています。 車内は床面に足跡が描かれていたり、座席表面が黄色無地と白地茶色の水玉模様の布地が 張られていたり、網棚からきな子とことちゃんのマスコットが吊るされていたりと、遊び心を 感じさせる楽しい車両でした。 2011年4月7日をもって『きな子電車』の運行は終了しており、現車は琴平線標準塗装に戻って います。
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1989.3.4 横浜
1080形の前身・京浜急行電鉄1000形の分散冷房車です。 京急といえば、この顔だったの
ですが・・・
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2011.12.17 エムサ菌