高松琴平電気鉄道@エムサ菌総合研究所
思い出の、あのシーン
〜 志 度 線 編 〜

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 2002年12月以降、志度線では車両運用が大きく変わるようなダイヤ改正は行なわれておらず、 旧型車は2006年夏に増結車両が、2007年夏に30形27+28が、それぞれ廃車になりましたが、 既存の冷房車と同形車を受け入れたため、車両の動きは琴平線・長尾線と比べてややおとなしい 感もありました。
 しかし、車両が名古屋市交通局出身車に統一され、イベントでの旧型車運転もないため、 雰囲気はことでん3路線の中でももっとも変わったのではないかと思います。

 このページでは、概ね形式別に展示してまいります。

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2006.3.20 今橋

 600形625+626『ことちゃん源平号』の琴電志度方に、20形23を連結した3両編成です。
 当時、志度線の旧型車増結は4運用ありましたが、旧型車が順光となる琴電志度方に連結 されるのは1運用だけ、あとの3運用は瓦町方に連結され、晴天時は撮影に苦労することに なりました。

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2006.3.22 春日川

 23+27+28の3両編成と、最後まで『コトデンそごう』カラーで残った623+624の2両編成が 交換する。
 この日は曇りだったので、光線状態に悩まされることなく気楽に撮れました。

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2006.5.24 房前‐原

 志度湾に沿って走る24+624+623。 この日の琴電志度方増結は24で、さよなら運転の ヘッドマークを付けたまま走っていました。

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2006.5.24 原

 朝日を背に、23が3両編成の瓦町方先頭に立って原に到着。 晴れてしまうとこのとおり、 顔が陰になってしまい、撮れる機会が減ってしまうのが残念でした。

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2006.5.24 瓦町‐今橋

 24を先頭とした琴電志度行き3両編成が、クルマを待たせて国道11号線を渡る。
 長尾線の『福田町第4踏切』と同様、車線の対向側に遮断機がありません。 右側の歩道で 待っている人は、怖くないのでしょうか?

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2006.3.22 今橋


2006.3.22 春日川

 27+28の瓦町方に23を連結した3両編成です。 冷房車の定期検査は冷房を使わない時期に 集中させていたようで、秋から春にかけては30形27+28が連続して運用に就いていることも多く、 画像のような旧型3両編成もよく見られました。

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2004.10.18 今橋


2006.5.24 今橋

 朝ラッシュ時輸送が終わり、増結車を切り離すシーン。 連結器・ジャンパ栓を切り離して 編成後の増結車を1メートルほど後に動かし、両車のジャンパ栓を収納する一連の作業は、 手馴れているようで鮮やか!

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2006.5.26 今橋

 増結運用を終えて入庫を待つ22と、瓦町行き621+622+24の並びです。
 今橋での入庫は松島二丁目方の本線に一旦引き上げた上で行なわれますが、増結車を切り離して 行った列車がその松島二丁目で瓦町行きと行き違うため、瓦町行きの通過を待って入換作業が 行われます。

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2006.3.22 今橋

 琴電志度方面行きの列車から切り離された24と、その列車が松島二丁目で交換した瓦町行き 列車から切り離された65が、ともに入換を待っているシーン。
 時間としては短いですが、2本の線路に旧型車が停まっているのは『旧型車健在』をアピール しているようです。

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2006.5.26 今橋

 60形65+600形625+626『ことちゃん源平号』の3両編成です。 当時65の車令は92年、600形 625+626の車令は32年で、両車の年齢差は60年にも及びます。

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2006.5.26 今橋

 上の画像の列車が瓦町で折り返してきて、65を切り離すシーンです。 65の貫通路は引き戸に なっており、これは20形も同様で、一時期のことでんの標準だったそうです。

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2004.10.18 今橋

 入庫待ちの65の横を、27+28の瓦町行きが走り行く。 京浜急行OB同士の顔合わせ。

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2006.5.26 今橋

 今橋のホームから見た、車庫で並んで休む65と『サンクス号』。
 検修庫には30形28の姿が見えます。

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 全線の完全冷房化に長尾線の車両大型化が関係しているのを把握した当初は、 旧型車の置き換え順序は長尾線→志度線かと予想していました。 ただ、それまで志度線の 旧型車をあまり撮っていなかったので、2006年3月の訪問時は志度線に張り付いていましたが、 予想に反し志度線の旧型車が先に消えたので、結果的には正解だったようです。
 現在の志度線は冒頭で述べたとおり名古屋市交通局出身車のみに統一されていますが、 車体には細かなバリエーションがあり、その各タイプが揃っているので、今後行くとすれば そのあたりを見ていくことになると思います。

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2008.10.12 エムサ菌