高松琴平電気鉄道@エムサ菌総合研究所
思い出の、あのシーン
〜 長 尾 線 編  (その1) 〜

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 2002年12月当時の長尾線は、冷房車が8編成16両在籍していたものの、旧型車が6両あり、 また総運用数が多かったことと車両の夜間滞泊場所の関係もあって、旧型車の活躍シーンは 比較的多く見られました。 例えば、朝ラッシュ時の旧型車の増結運用に加えて、昼間に 旧型車のみで組成された2両編成の運用があり、それらが平日・休日の別に関わらずに見る ことができたことなどで、今にして思えば夢のような環境でありました。
 しかし、2005年に高松築港・長尾両駅での折り返し時間の見直しにより昼間の運用数が削減 され、旧型車の昼間の運用が原則としてなくなりました。 さらに2006年には大型車両導入に 伴って朝ラッシュ時の増結運用数が減り (毎日4運用から平日のみ2運用に) 、あわせて増結作業の場所と時間が変更 (当日朝の長尾から前夜の瓦町に) されたために送り込みを兼ねた夜間の旧型車2両運転がなくなるなど、ダイヤ改正の度に 旧型車の運行機会が減っていきました。
 とは言うものの、旧型車の営業運転が最後まで残ったのは長尾線であり、相対的に写真を 多く残せました。

 ここでは、2ページ構成で旧型車の活躍シーンを中心に眺めていこうと思います。

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2004.10.17 平木−学園通り

 石積みの橋脚が残る新川橋梁を、600形と組んで走る300。 この日は穏やかな朝でした。

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2006.3.23 元山

 元山に進入する300+600形。 ラッシュも終わりの時間帯で、車内も駅も空いています。

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(2点とも)2006.5.26 花園

 花園で、冷房車との交換シーン。 長尾線からは旧型車だけではなく700形も去っていき、 また3両編成運転も終了したためホームいっぱいに列車が停まることも見られなくなりました。

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2006.5.26 花園


2006.5.26 120車内

 ラッシュ時、点景。 下の写真は120の車内で、ラッシュのピークは外れた時間でしたが、 大型車と比べて車幅も狭いために混んでいるようにも見えます。

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(2点とも)2006.5.25 白山‐井戸

 朝の増結運用も終わりに近づく時間帯、田植えの終わった水田に車体を映しながら走る。  上の画像では750形760が、下の画像では1000形120が、それぞれ増結車として高松築港方に 連結されています。

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2007.2.5 片原町

 315+702+701の3両編成・平木行きと、602+601の2両編成・高松築港行きの並びです。  602の窓ガラスが曇っていて、外の寒さと混雑の激しさが伺えます。

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2007.2.5 片原町

 300+606+605の3両編成・高松築港行き。 600形の「お〜い、お茶」は1300形の登場により 「長尾線色」に戻されたため、これも今は見られません。

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2007.2.5 片原町

 上の編成が高松築港で折り返してきて、琴平線・1200形1208ほか4両編成と行き違う。
 琴平線車両との車体幅の違いがよくわかります。

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2007.2.5 瓦町

 315+702+701が高松市内に向かう通勤客を降ろしている間に、ラッシュ輸送を終えた1080形 4両編成の仏生山行きと並ぶ。 この朝の315の運用も、あとは高松築港へ往復するだけ。

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2007.2.5 瓦町

 役目を終えた315が、702から切り離される。 300形の側面扉幅は915mm、しかし引き残りも 大きいので有効開口幅はもっと狭く、車内の扉周りも広いとはいえないので、乗り降りの 便利はあまりよくなかったように思います。

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2008.10.12 エムサ菌