鹿島鉄道
(2007.04.01より鹿島鉄道は廃線)
茨城県石岡市の石岡駅〜茨城県鉾田市の鉾田駅を結ぶ27.2キロの鉄道路線。
地元では「鉾田線」と呼ぶ人もいます。
一日フリーきっぷが1100円、石岡駅始発の列車の車内で販売する。
JRの「ときわ路フリーきっぷ」は、鹿島鉄道もフリー区間に含まれます。
2007年に鹿島鉄道の廃止が予定されていますが、廃止を阻止しようとの運動が沿線で盛んに行われています。
ちなみに、日本最古の気動車が現役で活躍する唯一の路線が、この鹿島鉄道。
鉾田駅 2006.07.23 訪問 |
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昭和4年開業。 おそらく当時のままの佇まいであろうと思われる古い木造の駅舎で、「関東の駅百選」にも選ばれているようです。 駅舎の壁には、かしてつ応援のイラストボードが2枚掲げられていて、廃線の危機感を煽っています。 もともと駅待合室へ外の明かりを取り入れる小窓があったところにイラストボードが掲げられているため、待合室が少々薄暗いのがタマニキズ。 駅の隣りには直営の立ち食いそば屋さんがあります。 各種そば、うどんのほか、鯛焼きも何種類かある。 フリーきっぷを見せると鯛焼き5個購入で1個サービスという特典があるらしい…。 |
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駅舎の中は昭和の香りがプンプン… 非常に趣があります。こういうローカルな雰囲気が好きな人にはたまらない魅力があります。 列車の時間になると駅員が出て改札業務を行います。 待合室内に立ち食いそばを注文できるカウンターもあるので、いちいち外から回り込まなくても、その場でそばを注文して食べられるのが嬉しい。 但し日曜日は休みとなるのがミソ…。 |
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駅員が常駐している駅ですので、ここできっぷの購入もできます。 たくさんのポスターが貼ってあって一見賑やかなのですが、その殆どが行方不明者の捜索や指名手配者といった警察関係のポスターというのが悲しい…。 |
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駅のホームです。 終点なので幾つも線路があるのかと思いきや、僅か一線の相対式。 かつては農産物の貨物輸送で栄えたのだそうだ。 どうやら降りるときも乗る時も進行方向右側から、という形のようです。JRではあまり馴染みのないパターンですね。 |
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駅舎の南側は広大な湿地帯が広がっていました。 遥か向こうまで草ぼうぼうの平野で、家が全く建っていません。まさに大自然。 長靴を履いて思い切りダッシュで突っ切ってみたくなりました。 |
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駅前にはバスの車庫とバス停。ここからの交通の便はそれなりに良さそうですが、利用者はかなり少ないように見えます。 まわりに閉店したような商店が数多く、鄙びた感は否めません。 歩いて20分くらいのところに鹿島臨海鉄道の新鉾田駅があるのですが、そちらに向かうバスは無いようですので、歩くか、あるいは駅前のタクシーを拾うしかないようです。 |
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駅前のバス停前にもちゃんとお店はあるのに、どうも日曜日は店を閉めるところが多い…。 これらのお店は平日の学生客などがターゲットなのかもしれない。 公共交通機関の利用客減少の深刻さが、こういった所からも伺えます。 |
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鉾田市を流れる鉾田川。 かつては船が往来して船着場もあったようです。 今でも面影をとどめるものはあるのでしょうか? |
玉造町駅 2006.07.23 訪問 |
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鹿島鉄道の有人駅の一つ。 割と立派な駅舎にそば屋さんが入って営業しています。 残念ながら試食はしていませんが、次に行ったときは食べてみたいです。 頼むからそれまで存続していてくれ… 駅前は結構広めで、タクシーが常駐しています。 |
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駅舎の内部です。 そこそこ広い待合室と、窓口があって、外観的には好印象。 通路の向こうに鹿島鉄道直営のそば屋さんの店舗があります。(廃線と同時に休業しました) しかし、広々した印象にしては、それに見合うだけの利用者がなく、活気が感じられません。 通勤通学時間帯にはそれなりの利用があるのかもしれませんが、これほど利用者が少ないとなると、そば屋の営業もいずれ無くなってしまうかもしれませんね。 |
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駅の構内踏切。 あの小さな小屋がちょっと気になりました。ただの物置とは思えません。 昔は何かに利用していたのだろうか… もしかしたら踏切が手動だった頃の踏切作業員の操作室か何かの残骸かもしれませんね。 |
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こうしていまだに線路を横切るタイプの駅って少なくなりました。 ローカル線ならではです。 今は本数の多い路線は大抵橋が架かっていて、橋を渡って線路を横切ります。 |
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ホームは二線の島式。 ログハウスのミニチュアみたいな待合室があります。鹿島鉄道での標準的な待合室がこれです。 駅の周囲は田畑ばかりで交通量も少なく、とてものどかでした。 |
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駅名標です。 下に広告が入っているところがいかにも「ローカル」ですね。 まるで路面電車の駅名標のようです。 所在地名の後ろが消されていますが、最近合併か何かで地名が変わったのだろうか? |