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2008年初頭時点で、高松近郊には松山運転所所属のキハ58形・キハ65形 (以下
『キハ58系』とする) の2両編成が毎日2組姿を見せており、予讃線・土讃線・高徳線
で普通列車を中心に運転されていました。
しかし2007年12月、JR四国のホームページで『老朽化に伴い定期列車での使用を順次終了し、
2008年秋頃からは定期列車での運転を全て終了します。』との発表があり、早くて2008年3月の
ダイヤ改正で何かしらの動きがあるのではなかろうか・・・ と予想していました。 そこで、私がことでん詣での折に撮ったキハ58系の写真を公開することにしました。 掲載 順序は『1日の時間の経過にあわせ』ることとしています。 撮影するようになったのが2007年に なってからと短く、撮影機会も限られていたので、似たような写真ばかりになってしまいました。 個人的にはキハ65形よりキハ58形のほうが気に入っているので、ムラもありますが、お楽しみ 頂ければ・・・ と思います。 なお、JR四国のキハ58系の運用は、青シビさんのサイト・ サヌキノユメ2000 で詳しく紹介されて いるので、そちらをご覧下さい。 |
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2007.9.3 (303D) 高松
神戸・三宮0時30分発の『ジャンボフェリー』に乗って4時過ぎに高松着、送迎バスで高松駅に
向かえば、高徳線303D・引田行きに乗ることができます。 303Dは引田側からキハ65+キハ58+キハ40 (この車両のみ徳島運転所所属) の3両編成で、帰りの314Dとともに高松口の高徳線で1往復だけ存在するキハ58系運用です。 |
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2007.9.3 (303D) 高松
キハ58形の車内の様子です。 現在残っているキハ58・28形は、通勤・通学輸送に対応するため に『近郊形改造』が行われており、客室とデッキの仕切り撤去、吊革の設置、旧デッキ寄りの 座席のサイドシート化などが行われています。 またクロスシートは、シートピッチは変わらず 向かい合わせのままであるものの、新しいものに取り替えられています。 |
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(左右とも)2007.9.3 (303D) 高松
キハ58形は近郊形改造の際にトイレ・洗面所の設備を撤去しており、その跡は立席スペース となっています。 |
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2007.5.17 (130D) 高松
予讃線130D・多度津発高松行きが、3番線に到着。 隣・4番線には予讃線特急『いしづち11号』
が停車中です。 この日の『いしづち11号』は、多度津行き9011Dとしてキハ185系2両編成で運転されました。 瀬戸大橋線のダイヤが乱れていたので、『多客時における多度津乗り換えパターン』と同じ ように特発したようです。 従って、本来130Dは4番線に到着しますが、この日は3番線に到着 しました。 また本来3番線に発着する高徳線特急『うずしお7号』は・・・ どこから発車したのでしょう? |
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2007.5.17 (130D) 高松
この日の130Dは、高松方よりキハ58 203+キハ65 41、9011Dは多度津方よりキハ185-23+
キハ185-11でした。 130Dは高松到着後一旦高松運転所に回送されてから阿波池田行きとなりますが、キハ65の 行先表示は早々と『阿波池田』を出しています。 この辺の処置は乗務員によるものなのか わかりませんが、254Dの高松到着後運転所に回送される前に次の行先である『多度津』『今治』 を出していたこともあり、その辺にはあまり執着しない土地柄なのでしょうか? |
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2007.5.17 (130D) 高松
キハ58 203の連結面です。 上には『日本国有鉄道』の車籍板、下には『名古屋・日本車輌・
昭和37年』の製造銘板が取り付けられていました。 この時点で製造から45年経っていることに
なり、老朽化も頷けます。 もうひとつ、国鉄時代の車籍板。 東京近郊で見たJR東日本の車両では車籍板を取り替えられた 例が多かったように記憶しています。 もちろん実用には何ら影響ありませんから、無駄を省いた ということでしょうか。 |
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2007.9.4 (130D) 高松
本来の4番線に到着した130D。 この日の編成はキハ58 203+キハ65 26でした。 |
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2007.2.5 (253D) 高松
次は、高松を12時前に発車する土讃線・阿波池田行き253Dです。 2007年2月5日、この日の253Dは国鉄色に復元されたキハ58 293+キハ65 34の2両編成でした。 私はことでん遊びを終えて帰る際、いつもより早い『のぞみ』に乗ることとし、ちょうど 『マリンライナー』の前を走る列車が253Dだったため、坂出まで乗ってみました。 個人的には 四国色のほうが良かったのですが・・・。 |
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2007.2.5 (253D) 端岡
端岡では約5分ほど停車、快速『サンポート』133M・松山行きを待避します。 この日の133Mは 松山方より7109+7020の2両編成で、約5時間10分かけて列車番号を2度変えながら走ります。 |
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2007.2.5 (253D) 坂出
鴨川でも特急『しまんと7号』2007D・快速『マリンライナー30号』3150Mを待避し、坂出に到着
しました。 興味がなかったとはいえ、国鉄色のキハ65 34は1枚も撮っていませんでした。 |
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2007.5.17 (255D) 高松
次は、先程の253Dの約1時間後、同じく阿波池田に向かう255Dです。 この日の編成は、
阿波池田方よりキハ65 26+キハ58 773でした。 隣に止まっているのは高徳線特急『うずしお11号』です。 |
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2007.6.12 (255D) 高松
約1ヵ月後の255Dです。 この日は阿波池田方よりキハ65 28+キハ58 773でした。 |
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2007.6.12 (255D) 高松
編成写真も載せましょう。 |
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2007.6.12 (255D) 高松
255D、発車! 2両編成で3基のディーゼルエンジンをいっぱいに吹かし、煙を吹き上げて 走っていきます。 ディーゼルカーの醍醐味でしょうか。 |
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2007.9.4 (254D) 琴平
さぁ、いよいよ松山運転所キハ58系運用の真骨頂、土讃線快速『サンポート』254Dです。 253D・255Dの2列車に分かれて阿波池田に向かったキハ58系2組を同駅で連結、4両編成となって 高松に向かいます。 この日の編成は、高松方よりキハ58 203+キハ65 26+キハ58 216+キハ65 28。 |
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2007.9.4 (254D) 多度津
電車による『サンポート』と同じく、254Dにもヘッドマークが取り付けられます。 但し 取り付けは多度津で行われ、琴平−多度津間では案内上では『サンポート』とされているものの、 普通列車と何ら変わらない姿で走ります。 |
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2007.5.17 (254D) 坂出
スラブ軌道の上を、重量感ある音響とともに坂出駅に進入する254D『サンポート』。 この日は
国分か鬼無で走行写真を撮ろうと思っていましたが、晴れてしまったが故に光線状態が悪く、諦め
ました。 この写真からも、走行写真のオチがご想像頂けると思います。 阿波池田からここ・坂出までが各駅停車で、ここから高松までが快速運転となり、途中端岡に のみ停車します。 |
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2007.9.4 (254D) 鬼無付近
運転室の後から、仕切りの窓越しに撮ってみました。 スピードメーターの針は運転最高速度である95km/hに届いていませんが、ブレーキハンドルに 手をかけている状態ではスピードメーターが見えないもので・・・。 雰囲気だけでも伝われば、 と思います。 |
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2007.5.17 (254D) 高松
坂出から約20分の快速運転を終えて、高松駅4番線に到着した254D『サンポート』。 隣の車両
は、高徳線373D・徳島行き。 到着してすぐに前照灯を消してしまうようで、254D到着後で前照灯が点灯したのを撮ったのは、 この1カットのみでした。 またヘッドマークもすぐに外してしまうので、あまり余韻に浸れません。 |
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キハ58系はこの後高松運転所に回送され、同所で2両編成2本に切り離されて、それぞれ175D・
今治行き、185D・多度津行きとなって予讃線を下り、一方で松山から別の2両編成が予讃線上り
最終列車・186Dとして高松にやってきます。 私は175D以後は追いかけておらず、写真も撮っていないので、このページはこれにて終わり とさせて頂きます。 ありがとうございました。 |
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1 | 臨時 | 18 | 伊予市 (内子経由) |
2 | 試運転 | 19 | 伊予市 (長浜経由) |
3 | 回送 | 20 | 伊予長浜 |
4 | 普通 | 21 | 伊予大洲 |
5 | 快速 | 22 | 伊予大洲 (内子経由) |
6 | 徳島 | 23 | 伊予大洲 (長浜経由) |
7 | 引田 | 24 | 八幡浜 |
8 | 高松 | 25 | 八幡浜 (内子経由) |
9 | 琴平 | 26 | 八幡浜 (長浜経由) |
10 | 阿波池田 | 27 | 宇和島 |
11 | 多度津 | 28 | 宇和島 (内子経由) |
12 | 伊予西条 | 29 | 宇和島 (長浜経由) |
13 | 今治 | 30 | 近永 |
14 | 松山 | 31 | 江川崎 |
15 | 松山 (内子経由) | 32 | 窪川 |
16 | 松山 (長浜経由) | 33 | |
17 | 伊予市 | 34 |
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2008.3.7 エムサ菌