高松琴平電気鉄道@エムサ菌総合研究所
仏生山の古台車
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琴平線下り列車が仏生山駅にさしかかろうという時、左手の側線に古い台車が放置してある
のが見えます (2007年6月現在) 。 2002年12月に初めて訪れた時から気にはなっていましたが、走っている列車の撮影に時間を 費やしていてなかなか目の前で確認することができませんでした。 2007年6月になって、 ようやく現地で確認することができました。
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2007.6.12 仏生山付近
側線に並べられた古台車群です。 側線の向こう側に本線が通っています。 ここは仏生山駅から高松築港方に延びている構内側線の終端部で、やや遠回りになりますが 農作業用の道を通って徒歩で到達することができます。
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2007.6.12 仏生山付近
古台車群の仏生山駅方です。 真ん中に見えている無蓋貨車は1310形、それに積んである
台車枠は1080形などが装備している『TS310』かと思われます。 営業用車でも『予備の予備』となってしばらく運用に就かない場合、1310形の画像奥に 停められることが多いです。 1013形や60形65も、ここでの留置を経て廃車されていったので、 ここに停められるとどうも「廃車近し」と感じてしまいます。
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2007.6.12 仏生山付近
一見良好な保存状態の『FS526』です。 1050形に装着していたものらしく、荷重がかかって
いないボルスタ部分が上がっているので、枕バネが金属バネであることがわかります。 この台車にはこの年の春頃までビニールのカバーがかけられていました。 それが何故 外された (あるいは外れた?) のか? わかりません。
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2007.6.12 仏生山付近
極めつけはこれ! 鋳鋼台枠・弓形イコライザ台車です。 台車枠側面に付いている銘板の
記載内容は生憎確認できませんでしたが、形状から判断するに3000形のオリジナルである
『ST-19』と見てほぼ間違いないと思います。
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長期にわたって放置されていることが伺えるこの台車群ですが、確か2007年9月に車窓から
見た時、ST-19と思われる台車が姿を消しているように見えました。 単なる見間違いか自信が
ありませんが、保存前提で工場に取り込まれたのでしょうか? まさか廃棄? 同タイプの台車の残存例は、新京成電鉄・くぬぎ山工場の『ST-17』の他、いくらもないの ではないでしょうか? (私が知らないだけかもしれませんが・・・) 1000形120がオリジナルの台車を履いていることを考えると、このST-19を3000形300に 履かせると最高ですね。 実際には構造上・強度上叶わないかもしれませんが、せめて 車両と同様に残しておいてほしいものです。 ちなみに、ここに載せた台車以外に、仏生山工場内で入場中の車両が履く「仮台車」として、 ST19とは枠の形状異なる弓形イコライザー台車が何台か存在するようです。
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2008.9.23 エムサ菌